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SOLILOQUY

ひとりごと

 
May 29, 2013 10:42:08

名札

カテゴリー: 日記
昨夕、町のある団体の総会に出席した。私には会員資格がなく部外者なのだが、議事が進み、続いて用意された勉強会で講演をされる大学教授の話が聞きたくて、主催者に無理を言って参加させてもらったのだ。
会場に入ると、テーブルセッティングもロの字型で、各席には名札まで用意してあり、軽い気持ちで参加した会だが、そうそうたるメンバーが顔を並べることが、その時…分かった。

私は私の名札の置かれた席に座った。会の冒頭、司会者から私の紹介があった。
“本日は権威ある会にもぐりこませていただき有難うございます。静かに勉強させていただきます。”と、立ち上がって自己紹介した。もぐりこむ…と言う表現が受けたのか、軽い失笑がおこった。しかし重い雰囲気は変わらない。

事務的な議事進行のあと、私は静かに尊敬する先生の講演を聞いた。実はこの度のテーマの先生の講演を聞くのは、昨日が3度めである。もともと私は沢山の本を読むより、気に入った本を何度も読むタイプであるが、同じ内容であろう先生の話が、回を増すごとにより深く理解できるようになってきた。

私は、先生のファンになったようだ。

会の終了後に行われた懇親会には参加せず、参加を了解いだいた御礼を関係者に伝え、雨のなかを駅に向かった。
その道すがら、先生の夢の実現のお手伝いができればいい…と心から思った。