昨日、コーヒーを飲みながらマダムと話をしていると、宅配便が届きマダムが一旦外に出て大きめの段ボールを抱えて戻ってきた。開けてみると薔薇の鉢植えが現れた。“あら、誰からかしら…。”マダムはメッセージカードを見て“まぁうれしい。私がフレンチの店を経営していた時に、働いてくれていたアルバイトの女の子からだわ…当時からお母さんって呼んでくれていたの…今日は母の日なのね…、徳島から送ってくれたんだわ。”と、言って…私が店にいることを忘れたように花に見入った。 マダムは独身を通し、子供がいないけれど、ちゃんと思いのこもった花が届いた。 マダムが書いているブログに検索ヒットし、マダムが一人で店をしていることを知って、昨年も花を贈ってきたと聞いた。 贈られたマダムも贈った彼女にも、ほのぼのとした人柄の良さを感じた。 さて、私は昨日…実の母に何も贈っていない。 明日、遅ればせながらではあるが、母を訪ねて感謝の気持ちを伝えようと思う。 |