昔“西の魔女が死んだ”と言う映画を観た。
自分を魔女と呼ぶイギリス人の祖母と、登校拒否の中学生でクォーターの女の子…孫の“まい”との物語である。魔女の家の周囲には豊かな森があり、沢山の花やハーブに囲まれていた。
昨日、大学のゲストハウスで農学者と話をしたあと、近くにある自宅の庭に招かれた。そこには、世界中から集められた35種類のオリーブが育てられていた。学者は私のいることを忘れてオリーブの世話を始めた。
植物の世話をちゃんとできる人に悪い人はいないに違いない。
“これがオリーブの実ですか?”と聞いてみた。“それは…キンカン…。”と、即、かえってきた。私にはオリーブとキンカンの違いがはっきりしない。
農学者の姿を見て、“西の魔女…”を思い出した。“まい”は、祖母の生きざまを見て大人へと成長してくのだ。
私も彼女に出会えて、新しい自分に出会えればいいな…と思った。 |