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SOLILOQUY

ひとりごと

 
April 25, 2012 21:58:55

子孫

カテゴリー: 日記
昨夕、歴史研究家から連絡が入り、依頼されていた今日の運転手の役目がキャンセルとなった。
実は、1891年に我が町で設立された英字新聞社の創業者の子孫が、我が町を初めて訪ねるにあたり、キャンベラの国立図書館から彼女の案内役を依頼された歴史研究家が、私の書こうとしている小説に参考になると思い、運転手という立場でオーストラリアからやってきた彼女と一日を過ごせるようにとの配慮だったのだが…。

その新聞社は1940年に日本人の主宰する新聞社に合併された。おそらく迫りくる戦争の足音を聞いて、英国人が日本を離れていったためだろう。

彼女が、やってくることを地元新聞社にリークしたら、地方版に大きく取り上げられるだろうが、あくまでも静かに祖先の足跡を辿りたいという個人的な理由を尊重して、周囲の人は公にはしないと決めているようだ。

何故、運転手がキャンセルになったか、腑に落ちない点がある。
だが、これからも納得のいく答えには出会えないと思い、忘れることにしよう。
最後に一言  “残念!”

すっきりしない思いを胸に…パスタを作った。
美味かった。
食べ過ぎた。