acchan.com恋愛お見合い - 無料の婚活サイト  どなたもログインしてません  

SOLILOQUY

ひとりごと

 
April 24, 2012 10:35:17

兆候

カテゴリー: 日記
今月封切られた映画で“バトルシップ”というのがある。まだ観ていないが、人類対宇宙人の戦いのようだ。前宣で朝野忠信が準主役級で出ていると知って興味もあるのだが、そもそも私の映画の好きなジャンルの一つに頭を使わないで観れる…というのがあり、“バトルシップ”はまさにそれにはまりそうなのだ。宇宙人が侵略者で悪者で、人類が地球を守る正義の勇者という構図は非常に分かりやすく、ともかく打って打って打ちまくるわけで、観ていて頭を使う暇がなさそうで良い。
少し前に封切られた“地球侵略ロサンゼルス決戦”と言う映画があったけれど、同類の映画だと踏んでいる。

最近のメジャー映画の傾向として、“宇宙人との戦い”と“アメリカンヒーロー物”と“バンパイア物”が多くなっているように思う。このことは、アメリカ軍のイラク進攻後しばらくして顕著になったように思う。すなわち地球人同士の戦いのなかでは、正義の味方が存在がしなくなったのだ。
情報社会と言いながら間違った情報で戦争を始めるし、戦争のなかでは非武装の婦女子の殺戮が起こる可能性があることが分かり、兵士の精神障害が社会問題になる。遠く離れた戦地の出来事を今まで知らずに済ませた人々がネット社会では、戦地とほぼ同時に戦いには悲惨な現実があることを知るようになった。
現実の戦争のなかでは、もうヒーローが生まれない世界が到来したのだろう…。

もう人類の敵は人類ではない。

昨今の映画の傾向が、人間同士が殺し合わない世の中が訪れる兆しであることを祈りながら、近いうちに“バトルシップ”を観に行きたい。