今週、知人が陶器の店をはじめた。開店祝でお花を贈ったものの、付き合いでなにか買わねばと思うのだが、私には本来、和陶器に凝る感性はなく、何度か店を訪ねてみるが、話だけでいつも何も買わずに店を出る。
洋陶器とか、ガラス器は以前輸入品の小売をしていたこともあり、多少の知識もあり見分けもつくが、最近、米の飯をあまり摂らない食生活でもあり、和陶器にはとんと縁がない。
思い出してみれば伴侶がいたころには食卓に和食器の並ぶこともあったように思うが、別れてからは、誰か友人が訪ねてくることもなく、従って器を愛でて食事する機会がなくなってしまった。
あの当時(結婚)の食器がどうなったかと思い出してみると、段ボールにつめたまま倉庫に積んだままのようだ。かれこれ10年近く経つので、どんな食器があったかも忘れてしまった。
今日も知人の店を訪ねるつもりだが、今日は買わねばならない。
目をつけていた作家モノの深皿を2枚買うつもりだ。今晩は、菜の花(まだ、あるかな?)と、アスパラガスをあしらったアンチョビのパスタでも作ることにしようと思う。
一つの器が、私のライフスタイルを変えるきっかけになるかも知れない。
今日は、誰かを我が家に招待しよう…。 |