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SOLILOQUY

ひとりごと

 
April 05, 2012 14:57:41

災難

カテゴリー: 日記
私の家には仏壇があるが、私はお盆と正月を含む年に数回しか手を合わせることがない。また、墓参りは10年近く行ったことがない。
それだけを捉えると、私は不信心と言うことになるが…、
ご先祖様のことを忘れて日々過ごしているかと言うと、決してそうではない。現に毎朝、散歩の途中で、心のなかでご先祖様をお守りいただいている方々に挨拶し、ご先祖様の顔と名前を思い浮かべ、家族の安泰を祈っている。
私にとって、仏壇や墓は、自分の心を写す鏡であり、日々ご先祖様のことを忘れないでおくことを習慣づけるための儀式の場だと理解している。私にとって仏壇や墓石はただの箱であり、ただの石なのだ。

手を合わせるということは、対面にもう一人の自分がいて、その姿に向き合うことだと理解している。だから場所と時を選ばず、自分が思う時に向き合えば良い…と、言うのが、私の考えだ。

そんな私は、毎日、家内・事業の発展安泰を願い、火災・盗難・事故・故障・怪我等の災いからその日一日逃れるように心のなかで手を合わせる。

一昨日の春の嵐の日、私はうっかりいつもの祈りを怠った。

あの漏水事故は、そんな時に起こった。
しかし、お蔭様で、私が最悪の災難を逃れることができたことは、よく理解している。

だから、日々の祈りを忘れないように…と、改めて自分自身に誓った。