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SOLILOQUY

ひとりごと

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May 01, 2010 22:51:36

資質

カテゴリー: 日記
春の居留地研究会に出席した。研究会といっても余程の常識はずれとか、暴力団でなければ無審査で入れるものだから、それほど格式のある会とは言えない。しかし、会員の多くに大学の教授がいて、年齢も70歳位の人たちが中心メンバーだから、端から見ると重たい会に違いない。この間の講演者は、先日横浜の外人墓地探索の際にごいっしょしていただいた60歳の男性であった。大阪のあるホテルの経営を昨年までやっておられて、今は若くして?引退された方で、会員のなかではまだ若く社会的にも現役感の残る方である。8年前に居留地時代にホテルを営業していた英国人女性のことを、ある文献で知り、興味の果てに長崎、横浜の博物館や図書館に保管されている資料やオーストラリアの大学まで出向いて調査、研究した成果の披露である。写真も現存しない女性のために膨大な時間を費やし・・・名探偵シャーロックホームズのように細い糸を辿って、推測と実証を繰り返し謎を解き明かしていく講演は、聴衆を引き込んだ。研究家とはすごいもんだ。120年前に描かれた1枚の漫画の出来事の年月日を特定するため、当時発行されていた英字新聞を数年分読み漁ったようだ。私には考えられない熱意と根気・・・私自身に歴史研究家の資質がないと納得させられる。
その研究家から、研究成果の製本化について、私のデザイン力と校正力に関する協力を要請された。その代わりに私の小説製作に関する実証面での全面的協力を約束してくれると言う。この申し出・・・勿論了解した。歴史家の仕事の進め方を吸収し、協力を得て、私のイメージを具現化できるチャンスだと思えば悪くないコラボだと思える。

バックアップしていただけるメンバーも揃ってきたことだし、そろそろストーリーの具現化を始めなければと思っている。
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