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SOLILOQUY

ひとりごと

 
February 18, 2014 13:58:41

記憶

カテゴリー: 日記
東北大震災の後、平和と復興を願いイタリアから宮城県にオリーブの苗木が寄贈された。そのニュースを、今…ネットのなかに見ることができる。
私たちの町にも19年前の震災のあと、やはりイタリアから6本のオリーブの苗木が贈られた。今朝そのオリーブの樹を見に行ってみた。

すると、“私たちの町の復興を願ったイタリアからの寄贈オリーブ樹”という表示はなく、ただ“寄贈樹”と書かれた杭があった。今では誰も樹の由来を知らない。
当時はまだネットが普及していなかったし、現在その樹の由来を検索しても、なんの記載も見つからない。



記憶というものは、誰かが受け継いで歴史に育てなければならない。
そうしないと、みんな忘れてしまうんだ。

そんな意味を込めて、私たちの団体は、震災後20年を目標に、オリーブに託して記憶を紡ぐ活動を行なおうと思っている。

こんどはインターネットを大いに利用させていただくつもりだ。