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SOLILOQUY

ひとりごと

 
February 08, 2014 11:29:19

定住

カテゴリー: 日記
昨年12月1日に、私の職場の隣にベルギー人のオーナーが作るチョコレートショップができた。普段は二人で店を切り盛りしている。落ち着いた感じで販売している日本人の女性は多分に奥さんだと思う。
今の季節…私はギフトに手頃だから、よく店を訪ねようになった。

いつも領収書を頼むから顔を覚えられた。先日他に客がいない時、奥さんと話をした。私が以前ベルギーの高級チョコレートの販売をしていたことや、バレンタインデーが大変忙しかったことなど話しをした。

彼らは自分達の話をした。昔北海道で店を始め、そこから東北に移って頑張っていたら震災・津波で店を失い、悩んだ挙句この町に移ってきたと言うのだ。

日本のチョコレート屋は、バレンタインデーで年間売上の3~4割を売り上げる。12月オープンでは雑誌取材が間に合わない。なんとかテレビの取材が入ればいいと思っていたら、数日前に店のなかにテレビ関係者の姿を見た。ほっとした。

日本では6月から9月は暑くて溶けるからチョコレートは売れない。彼らもその間アイスのチョコレートドリンクに力を入れるようだ。
四季のある日本では手づくりチョコレートは難しい商材だ。
私は、そう実感している。

こんどこそ彼らがこの町に根をおろせるように、私もせいぜい売上に協力したいと思うのだ。