昨日、契約上の話し合いで相手から厳しい現状を聞かされ、支払いを待ってほしいと懇願された。“自分に関係の深いグループ会社には理解してもらっているし、それにあなただから甘えさせてもらっている。”と言うものだから、“私はあなたのグループではないし、甘えられる関係だとは思っていない。”と、言い返した。 そして相手の提示した支払い計画書をつきかえし、再提出を促した。 話しが終わって思わずため息がでた。 それを聞き取った彼は“溜息つきはりましたね。私は絶対に溜息をつかんのですよ…。”と、私に言った。 あなたには言われたくない…と心のなかで呟いたが、高揚を押し殺して、最後は笑顔で彼を見送りながら、“溜息はつかないようにしよう。相手に心のなかを見透かされるのは嫌だし、あくまでも強気で諦めない姿勢の自分でいよう。”と思った。 他人の前で溜息をつくものではないと、彼から教わった。 |