マダムの昔からの知り合いにフランス在住の画家がいる。毎年自分の絵をあしらったカレンダーをマダムに送ってきていた。今年はカレンダーの代わりに“スケッチブック”というタイトルの印刷物を送られてきた。まさにスケッチブックの表紙で、なかには自分で描いたフランスの町並みの絵と、思い浮かんだ詩が書かれており、20ページくらいの小品で軽くしゃれた作品に仕上がっている。 マダムもちょうど今、詩集出版に向けて準備を進めているところで、画家の作品をみて刺激を受けたようだ。画家には詩集が完成したら、スケッチブックのお返しに送ります…と、約束を交わしている。 さて、マダムの詩集の挿絵?には、若い女性画家の絵が使われることになっている。その画家のことを少し知っている私は、彼女がまだマダムの詩の内容を理解できるほどの人生経験(理解力)がないことを知っている。 最初マダムは画家に詩の一遍ごとに絵を描かせていたが、気に入らなくて最近は彼女の描いた絵のなかから、自分の気に入った絵を探し出してくっつける作業をしているようだ。 中途半端な作品にならなければいいのだが…、マダムから私に、今の段階での校正を見てくれないかと言われたが、出来上がりを楽しみにしてるので見ないでおく…と、逃げている。 救いは、全体のデザイン・レイアウトを担当するのが東京在住の名の知れたデザイナーであること…。企画者の力で作品は、輝きもするしクスミもする。 ともかくマダムの人脈は素晴らしい。 “マダムの本”と言うよりも、デザイナーのお手並み拝見に興味が移っている。 いずれにせよ、いい本になることを祈りたい。 |
最近体重が増加傾向にあり、糖質をできるだけ摂らないようにしているので米やパスタをあまり食べない。しかし昨日は、久しぶりでミートソースを作った。自分が作ったソース…これが…うまい。一人で赤ワインを1本空けた。 食べる順序も先ず野菜を食べ始め、しばらくしてから油モノや肉を食べるように心掛けている。昨日もノンオイルで野菜を食べて、30分待ってからパスタを食べた。 世の中にはいろんなダイエットがあるから、私のダイエットを、ごちゃ混ぜダイエットとでも呼んでおこう。 その結果…太ることはないが、痩せることもない。何も考えないで好き勝手に食べていたら、どんなに太るだろう?私にとって油断すれば、必ずやってくる恐怖である。 私は食事の時間を楽しく過ごすことは、人生にとって、とても大切なことだと思っている。食事に幸せを感じない人が周囲に何人かいるが、そんな人達とは深い仲にはなれそうにない。 今日の昼も、イタリアンに行って、やはりワインを1本空けた。 知人に今晩もフレンチに誘われたが、さすがに断った。 明日から、完全に糖質をシャットアウトしよう…っと…。 次に羽目を外すために、しばらく節制…これも人生にとって大切なことだと思う。 好きなことばかりやっていたり、気持ちのいいことばかりやってると、麻薬みたいに命を短くするもんな。 節制、節制…明日から節制。 |
どおして…日本のマスコミは政治家の揚げ足をとることにやっきになるんだろう? 国民が、そうすることを望んでいるから…とか言うのだろうか? “出る杭を打つ”と言うのはマスコミのことを指すに違いない。 そんな対応見ていたら、賛成せずに、批評だけして、自分はじっとしている国民が増えるだろうな。 政治家という人達は、揚げ足とりのマスコミを抑え込む迫力を持ち合わせないといけないんだ。 私としては、そこのところが見定められる国民でありたい。 頑張れ!日本の政治家。 マスコミの攻撃に負けるな! |
半年ぶりの定期検診に行ってきた。 診察券を受付機に通すといつもと違う表示が出た。いつもならすぐに心臓血管外科の予約番号表が出てくるのに、何課を受信するのかと聞いてきた。番号表をもって心臓血管外科の窓口に行くと、やはりどちらが悪いのですか?と事務職員に尋ねられ、やっと今日…予約が入っていないことに気が付いた。その後数か月間分の予約状況を調べてもらったが、私の予約はどこにも見当たらない。 そう言えば3ヶ月ほど前に突然背中に激痛を覚え、もしや再発の兆候か…と不安がよぎったので、予定外の診察のために同じ病院を訪れ、造影剤入りCTにレントゲンに血液検査にABI検査を受けたことを思い出した。おそらくその時、主治医が予約の検診日までに間が無いと考え、決まっていた定期検診日を取消し、その際次の予約を入れていなかったのでこんなことになったのだろう。 次の検診日だけ聞いて、そのまま帰ろうかと思ったら、いつもと同じように診察室での受診の前の検査へと進むように指示を受け、結局いつもより長い時間をかけて主治医いる診察室へ入った。 結果は全く異常なし。予約を入れていなかった先生に腹がたつこともない。 異常なしという診断が下るだけで幸せなのである。 主治医が、自分が紹介した個人医院(定期健診と薬をもらう)に月にいっぺんくらい通ってるの?と、聞いてきた。私は2週間に一度です…と、答えた。主治医はニヤーッと、笑った。 それで…一般的には、私の症状なら月に一度くらいでもいいのだと思った。おそらく2週間に一度という頻度は営業ベースに違いない。 それでも別に異常なし…と、何度でも言われたいから、私は何も言わない。 大きな欠陥を持つ人間は、皆…そう考えるように思う。 |
昨日急に思い立って友達といっしょに“オブリビオン”と言う封切り映画を観に行った。トムクルーズ主演のSF映画だ。開演時間が18:30からだから、少し腹になにか入れておこうと思い、チケットを先に買ってから映画館の近くの蕎麦屋に入った。入場開始が迫っていたので、席に着くなり“映画を観るから20分しか時間がないけど間に合います?”と、店員に尋ねた。彼女は“少しお待ちください。聞いてきます。”と言って、その場を離れた。しばらくして戻ってきて“なんとか間に合うと思います。”と言うから私達はビールと蕎麦をオーダーした。数分後に私が頼んだ蕎麦ができてきて、やはり蕎麦は早いな…と、思ったら、伝票を机に置くものだから、“もう一つの蕎麦は?”と聞くと…結局、知人の蕎麦の注文が通っていなかった。 二人はやきもきしながら待った。しばらくしてもういっぱいの蕎麦もやってきた。 結局、時間前に店を離れた。急ぐ時には蕎麦屋で余計な話はするな…ということが私の教訓となる。 蕎麦屋は出来上がりが早くて当たり前、頼んだ品が出てくるのが遅い店は、蕎麦屋ではない。 それで…映画はというと…まぁー面白かった。しかし最近DVDで観た“007”のほうがよくできていると思った。 |
昨日、町の婦人会の会長から、電話で今から会いたいと言ってきて、今までそこにあることすら知らなかった公営の集会所に呼び出された。行ってみると机がコの字型に並べられた会議室のような部屋に通され、やはり自治会の会長で、よく知る神社の宮司と二人で“お願い”を話された。それも二つもである。 一つは、8月上旬に例のオリーブ博士の講演会を開きたいからチラシを作ってほしい。 もう一つは、やはり8月下旬の町の祭りに合わせ、小学生に絵を描いてもらって発表会をしたいからチラシを作ってほしい。 二件ともチラシのデザインの依頼である。私のことを謝礼なしで、なんでも協力してくれる、人のいいおじさん…と認識したに違いない。オリーブの講演会に関しては私の興味の範囲内だから、まだしも…子供の絵画展のことなど興味がない。二つを抱き合わせで頼んでくるとは、戦略に長けている。 今回、引き受けて喜ばれたら、どんどんボランティアのデザインを頼まれそうだ。 えらいこっちゃ…。 早いうちに私のスタンスを理解してもらわないと…。そうしておかないと、あとでややこしいことになりそうだ。 相手の気分を害さずに、そうできるのが大人だもんね。 |
昨日、私の元部下が電話をかけてきた。彼は私の会社を辞めた後、点々と仕事を変えた。今は障害者雇用に関する仕事をしていて、それなりの地位にいるのだが転職を考えている。仕事ができなくて辞めるのではない。いつも仕事に入り込み過ぎて、人間関係に深入りし過ぎて自滅するのだ。そんな彼は数年前に心臓の病気で倒れ入院した。それ以降血圧降下剤を服用している。2ヶ月ほど前に電話がかかってきて、スープダイエットを初め体重が1ヶ月で7kg減って血圧も下がったと言ってきた。昨日の電話はと言うと、最近病院に行って検査したら血圧は信じられないくらい下がっていて医者にびっくりされたが、血糖値が上がって糖尿だと診断され食事を改善するように指示されたと言ってきた。心当たりを尋ねると最近スポーツドリンクを一日に10本近く飲んでいたと言う。 彼らしい話だ。何でも度を過ぎると体に悪い。スポーツドリンクに糖質が多く含まれていることはあまり知られていないことかも知れないが、10本とは多すぎる。 さて、食事の改善を指導された彼はスープダイエットをやめるのだろうか?私はスポーツドリンクだけ控えればいと思うのだが、度を越して入り込み過ぎ、いろいろ止めてきた彼が、今後どうするのか興味がある。 なんでも、行き過ぎないように…ほどほど…がいかな…と思う。 |
昨日パン屋の主人(正確に言うと元パン屋の主人である)から電話がかかってきて近くのカフェで会った。彼は3月初旬に突然工場も店も閉め一時音信不通になっていた。今でも店は閉まったままだ。2ヶ月ほど前から、彼からときどき電話がかかるようになった。それでも、事業の失敗から弁護士が入って精算中なのだろうと推測したが、私から店を閉めた理由を聞かずにいた。 昨日、彼との会話はいつもの通りたわいない話題からはじまった。しばらくして彼のほうから、この度の経緯について語り始めた。 彼の会社ごと買いたいという話を持ちかけられ、それに乗って自分が手を引く準備を進めていたら、最後のつめの段階で手を引かれてしまい、後もどりできなくなって清算の道を歩むしかなくなったと言うのだ。その結果に至るまでには彼の経営における失敗があったのだろうが、彼が育てた会社を手放さなければならなくなったトドメを刺したのが、良く聞いてみると私の小学生の同級生だと分かり、(私が関与することではないのだが)彼に“申し訳ない。”と、謝った。” 彼は、私の同級生のことを一言も悪く言わず、自分の甘さを悔いるだけであった。 彼は、それなりに、良い経験を積んで今に至ったに違いない。 彼とは、これからも付き合って行けそうに思えた。 |
このたび、私が25年前にお世話になった方に会うことになった。すでにご主人は亡くなっており奥さん一人で訪ねてこられた。 20年ぶりで出会った彼女は思ったほど老け込んでおらず、お元気そうに見えたが、話し始めた…この20年間の彼女の人生は、山から谷への大変動のなか、最近やっと落ち着いたのだと分かった。 ご主人が亡くなり、何不自由ない人生が一転…、家屋敷を手放し、助けてくれていると思っていた知人には裏切られ、子供達が通っていた外国人学校(英語)も、授業料の大半を免除してもらい本人が授業前に学校で掃除のアルバイトをさせてもらいながらの卒業だったと言うのだ。 それでも、彼女は誰も恨んでいない。身に降りかかった苦労は全て、これから人生を生き抜くための糧となったのだろう。今の彼女の顔には慈愛が満ちていた。仕事をしながら老人介護のボランティアもしっかりこなしている。 目の前におこるすべてのことは、これからの人生を生きるために必要なこと…。 彼女はきっと、そう結論に至ったに違いない。 彼女とは、今後もお付き合いすることになるだろう。 それにしても、私の周りには、転がり落ちた人生を歩む人達がどうして、こんなに多いのだろう。 そして、みんなそのことを、しっかり栄養分として自分のなかに取り込んでいる。 それは、私が以前同じように生きたからに違いない。 |
昨晩、私の会場で合コンが開かれた。私の知人二人の男女が主催して、知り合いを集めて行われたもので、女性の年齢が20代後半から30代半ば…、男性が30才前半から40才半ばまでの面々である。 私も参加したかった?のだが、年齢制限ではじかれた。 最初の準備だけ、少し手伝い、後は酒・食事の提供をまかされたマダムに任せて家路についた。 さきほど、主催した女性に電話で聞いてみた。 合コンは終始女性が積極的にアプローチし、女性達が酒をついで回り、酒も買い足しに出るほど予想を上回り消費され、盛り上がって終わったそうである。女性のほうが積極的なのは世相を表していると考えていいのだろう。 主催者の知人二人は既婚者ということで、このたびは友人の良縁を思ってのボランティアとのこと…、そんなことで私も会場費をまともにいただかずに協力した。 せっかく私の会場で行われた合コンだから、何組かゴールインしてほしいものだ。 二度目が開かれるかどうか分からないが、知人たちが私も参加できる企画を立ててくれることを期待したい。 |