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SOLILOQUY

ひとりごと

 
June 15, 2013 11:14:58

大人

カテゴリー: 日記
一昨日、マダムの店で“薔薇の花を愛でる会”が開かれた。マダムがフレンチレストランを経営していた時に、店の前の植え込みにあったフランス種の薔薇の花を、今の店のビルの入口に鉢植えに替えて持ってきていて、毎年前の店からの顧客で薔薇の花が好きな人達が7~8人ほど集まり薔薇を肴に食事会を開いている。
2年前には、人数が足らなくて私も呼ばれたことがあるが、今年は薔薇の花に興味のない私には声がかからなかった。

昨日、マダムから前日の薔薇の花の会での一つのエピソードを聞いた。

マダムが、もうすぐ詩集を出版する…と集まった顧客に報告した時のことだ。
みんなから完成したら同じメンバーで出版記念パーティーをしようと声が上がった。
すると、以前三ツ星レストランのシェフをしていた客が、
“それでは、場所を探しておきましょう。”と言った。
“馬鹿ね、この店でするから意味があるんじゃーないの。”と病院の院長夫人が言った。
一人の客が“じゃー私は、一冊予約しとくはね!”と言った。
みんな同調したが、一人だけ大学教授が反応しないもので、“先生は、いらないんですか?”と、他の客が尋ねた。
先生は“俺は、いらんよ。この店に来て立ち読みするから…。”と答えた。
“先生は、そんなケチだと思わなかった。”と院長夫人が臆面もなく突っ込んだ。
すると教授は“分かってないねー。立ち読みするほうが店の売上があがるんだから…。”

こんな会話があったそうだ。みんなマダムの店にお金が落ちるように考えているんだ。

しゃれた大人の会話である。