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SOLILOQUY

ひとりごと

 
June 01, 2013 12:24:09

詩集

カテゴリー: 日記
マダムの昔からの知り合いにフランス在住の画家がいる。毎年自分の絵をあしらったカレンダーをマダムに送ってきていた。今年はカレンダーの代わりに“スケッチブック”というタイトルの印刷物を送られてきた。まさにスケッチブックの表紙で、なかには自分で描いたフランスの町並みの絵と、思い浮かんだ詩が書かれており、20ページくらいの小品で軽くしゃれた作品に仕上がっている。

マダムもちょうど今、詩集出版に向けて準備を進めているところで、画家の作品をみて刺激を受けたようだ。画家には詩集が完成したら、スケッチブックのお返しに送ります…と、約束を交わしている。

さて、マダムの詩集の挿絵?には、若い女性画家の絵が使われることになっている。その画家のことを少し知っている私は、彼女がまだマダムの詩の内容を理解できるほどの人生経験(理解力)がないことを知っている。
最初マダムは画家に詩の一遍ごとに絵を描かせていたが、気に入らなくて最近は彼女の描いた絵のなかから、自分の気に入った絵を探し出してくっつける作業をしているようだ。

中途半端な作品にならなければいいのだが…、マダムから私に、今の段階での校正を見てくれないかと言われたが、出来上がりを楽しみにしてるので見ないでおく…と、逃げている。

救いは、全体のデザイン・レイアウトを担当するのが東京在住の名の知れたデザイナーであること…。企画者の力で作品は、輝きもするしクスミもする。
ともかくマダムの人脈は素晴らしい。

“マダムの本”と言うよりも、デザイナーのお手並み拝見に興味が移っている。
いずれにせよ、いい本になることを祈りたい。