今朝、毎月の慣例で、月初に氏神様に供えていただく奉献酒を持って神社に行った。 鳥居をくぐって帰りの道すがら、一般的には“宗教とはなにか?”と言う疑問が頭に浮かんできた。宗教の世界に浸かっていない私は、戻ってネットで調べてみた。 「宗教とは?」 「一般の力や自然の力を超えた存在を中心とする観念であり、また、その観念形態にもとづく教義、儀礼、施設、組織などをそなえた社会集団のことである。」(ウィキペディア) 「人間生活の究極的意味を明らかにし、人間問題の究極的解決に関わると人々によって信じられている営みを中心とした文化現象であり、その営みとの関連において神観念や神聖感を伴う場合が多い」(宗教学者、岸本英夫による定義) 「実在界を科学すること」(幸福の科学) 「神・仏などの超越的存在や、聖なるものにかかわる人間の営み。古代から現代に至るまで、世界各地にさまざまな形態のものがみられる。→原始宗教 →民族宗教 →世界宗教」(国語辞典) よく分からなかった。 普段私が考えている“宗教”を思い返してみた。 自分を強くするもの…命を投げ出すことのできるもの…相手を否定するもの…戒律のあるもの…神に責任転嫁できる集団…自ら検証せずに信じる事…仲間を作る基礎…愛…対立の芽…未熟な知識で考えてみるが、すべてに当てはまるものが見つからない。 まだ、私のなかで漠然としている。 私には、現実を見る限り宗教が私の思う世界に平和をもたらすとは思えない。この世界では、あくまでも宗教は人間の世界を構成するための漠然としたファクターの一つに過ぎない。集団の成熟と個人の成熟とは違う。 経験を通して私自身が成熟するためには宗教というファクターは必要ではないように思う。 考えても分からない。宗教と信仰の区別もついていない。 神社に酒を届けに行って、こんなことを考えた。 私は、暇である。 |