知人から、“量子ドット”という言葉を初めて聞いた。これらナノテクノロジーの技術開発の進化がこれからの世界を変えると言うのだ。太陽電池の電気への返還効率が理論上60%とこれまでのものより数倍優れ、ほとんど電気を消費しないコンピューター、携帯電話サイズのプロジェクター、3D画像の情報に対応できる格段に効率の良い光通信が可能になると言うのだ。あまりの凄いテクノロジーに、こう書いている私は、なにか間違ったことを書いているのではないかと不安になる。ただ、これからの情報社会・クリーンエネルギーの世界を前に、知っておいて損のない言葉なんだろう。 世の中原理の分からない物ばかりが溢れ出した。 本当に人間が考えているのか・・・日用品となったパソコンの原理も分からない。 分かっている人も近くに居ない。 分かっている一部の人は、分からない多数の人と交わらないように、どこか別の世界で静かに生活しているのではなかろか・・・ |
世の中には、周りから見ていて絶対失敗するよな・・・と思うことを続けている人がいて、それこそ経験豊富で、先読みの鋭い人からすれば、世の中は失敗するべくして失敗する人だらけなんだと思う。簡単なことだが成功には成功する理由と手順・失敗にも失敗する理由があるんだろう。どうして義務教育として、子供に成功するための手順とか、負け犬の分析なんて授業がないんだろう。きっと、みんながみんな勝ち犬になると、今の勝ち犬の人達の面白みがなくなってしまうから、勝ち犬の旨みや優位性を保つために適当に負け犬を増やしたておいた方が得策であって、勝ち犬のために働く従順な犬を養成することが、教育の真髄かも知れない。そして私のような考えをもった人も、社会主義のように押さえ込んでしまわずに適当に野放しにさせてくれる・・・だけど勝ち犬を増やさない仕組みがしっかりできているから、体制を揺るがす大きな問題には発展しない。民主主義とはそんなものだと思う。 私は、成功の法則をこっそり誰にも言わずに実行して、少数の勝ち組に入りたいと思う。 誰か・・・成功の法則を教えて・・・ |
墓地のなかのある墓碑に刻まれた文字を確かめるために、今月横浜へ行く事になった。その用件は1時間もあれば事足りるので、日帰りにしようかと思うのだが・・・さて、その行き方を悩んでいる。横浜だと飛行機で行くのもたいそうだし、普通なら新幹線が順当だが、ふと片道夜行バスという手もあると思いついた。バスと言えば30年前アメリカをグレイハウンズに乗って旅した時以来・・・宿泊費を浮かせるために夜のバスに乗った日々が懐かしい。 前日夜にバスに乗り朝に到着して、夕方に新幹線で戻るか、当日朝に新幹線を利用して帰りに夜行バスにするか・・・バスで10時間の旅で私の年齢になると、どれだけ体力を消耗するだろうか・・・考えてみれば、どうでもいい悩みである。しかし、もうしばらく悩む事になると思う。この手の悩みは少しはあったほうが人生楽しい・・・ 結局、やっぱり行き帰りとも新幹線にするかも知れない。 |
今月は、10年振りで北海道に行く予定である。主な目的は2件のフランス料理のお店へ行くこと・・・一つのお店は私の知り合いがオーナーシェフとして開業しているレストラン。もう一つのお店はフランスの三ツ星レストランで、東京などの都会での出店を避け、わざわざ食材の宝庫である北海道の大自然のなかで営業しているレストラン。短期間で2件のフレンチのはしごは、私の年齢ではかなりお腹にきついハードな旅ではあるが・・・まぁー私の旅の目的がもはや見れるものは何でも見ておこうというサイトシーイング的発想ではないので、横浜へ墓石を見に行ったり、北海道へフレンチ食べに行ったり、考えようによっては、自分の興味のあるものを追求するために時間を費やしているわけだから結構贅沢な旅ではないかと思う。決して朝から晩まで雲丹・蟹・イクラを食べたいわけではなく料理と雰囲気を味わいたいわけで・・・。そうそう、それと時間を費やせる目的があるという私は幸せなんだと思う。これも子供の手が離れ、独身気分の今だからできる旅なのかもしれない。 私の究極の贅沢な旅はやはり船旅かな・・・今回の旅とは違って、なんにも追及しない旅で今日が何曜日か分からなくなるような時間を過ごしてみたい。あと10年くらいしたら、そんな旅に出てみたいな・・・ |
去年の新型インフルエンザ騒動から1年がやってくる。最近マスクをしている人が少なくなったようだが・・・春風邪を引いてマスクをしている私は、以前と変わりなく、わりと気兼ねなく電車に乗ることができる。去年の夏はマスクを付けいない人が珍しいほどの危機意識を煽るテレビ報道の徹底振りであったが・・・あのときの旗振り役をやっていた枡添氏が昨日時点で自民党総裁候補の一番人気であるところが不思議でならない。私には踊らされた感が強く目立つだけ目だって世の中を騒がせた人と言う実感しか残っていない。政治家というものは犯罪に関係しなければ目立ったほうが有利なんだろうな。そういえば枡添さんは政治家になる前にテレビタレントのようだったし、もし総裁になるためにテレビタレントやってたとしたら・・・もしそうだったら、政界を見切っていて、たいしたもんだ。 それはそうと、インフルエンザはどうなったのだろう。あれから1年経つからそろそろ特番が放映されるんだろうか「新インフルエンザ、その1年後」なんてタイトルで・・・マスコミも三面記事的な扱いではなく、もう少し深いところで継続報道しとかなくちゃー、みんな益々テレビ離れしてしまうぞ。私の記憶では去年の危機管理の報道のあり方のどこに問題があったかという公の検証発表がなかったように思う。ともかく今晩、ネットで“その後の鳥インフルエンザ”を調べてみよう・・・っと。 去年のお騒がせ対応の反動で、重要な報道が遅れてしまわないことを祈る1周年である。あのときの話だと“鳥インフルエンザ”はいつパンデミックになってもおかしくないほど進化を続けている筈だから・・・ |
花粉の飛散量が少ない筈なのに、今日、私の鼻と咽はえらいことになっている。1月から錠剤を飲んでいてこの間までなんともなかったのに・・・ここへ来て爆発した。熱は微熱(37度以下)で風邪ではないと思うのだが、今までの花粉症と違うところは痰が絡んで咽が痛い。今日医者に行って聞いたところ今年は大陸から黄砂や空中に流失した化学物質が日本に降り注いでいると言う。二酸化炭素の削減にも消極的な中国が繁栄すると、日本にもっと得体の知れないものが飛んでくるかも知れないな・・・医学の進化で寿命も延びて人間も進化してるんだろうけど、どうみてもウイルスや環境変化のスピードの方が速いような気がする。化石エネルギーの時代からはやく脱却しないと本当に大変なことになるぞ。最近の近未来の映画で気になった印象的なセリフがある。地球にやってきた謎の宇宙人に対して“私たちの地球をどうするつもりだ?”と問うと、“あなた方の地球?・・・あなた方は地球を破壊する生物だ!”と言うものがあったが・・・まさに、言いえて妙なり。発展途上だからと言って先進国と同じ目標を掲げると損をするとかの話ではないだろうに・・・皆で一緒にやらないと黄砂や科学物質のように飛んでいって他国に迷惑かけるんだから・・・ 今日は、私の鼻と咽の症状から地球のグローバルな環境問題について考えてみた。 |
コンビニ業界は弁当戦争から今はデザート戦争になっているらしく、これまでの\100.前後のお菓子から、ホテル名や産地名、シェフの名前を前に打ち出して\150.~\250.位の価格帯の高額(今までより)の商品開発商戦が熱いらしい。狙いは始末疲れした女性の“たまには贅沢したい感”をくすぐる・・・だそうだ。\300.を越えると百貨店のお菓子売場の商品と差がなくなり、“ちょっと手を出す”というコンビニ的発想の価格帯ではなくなるそうだ。“なるほど”と思うこと仕切り・・・ここまで消費者心理を分析されると恐れ入るしかない。そう言えば私は男だが、昨今コンビニデザートでささやかな贅沢感を味わっていた。始末疲れを感じてきた平均的一般国民である私を含めた一般人が、今までの倍近い価格のデザートを手に入れるようになった現象をみて、わが国の近い将来の経済見通しの明るい兆しとみるか、それともみんなが本当の贅沢を諦めた証とみるか・・・どっちが正しいか誰か教えてくれませんか・・・ コンビニデザートで、珍しく我が国経済を考える私である。 |
巨人軍木村拓也コーチがクモ膜下出血で37歳の若さで急死した。突然の死に昨日、巨人軍選手は喪章を付けて試合に臨み、今日は日本中が彼の死に涙した。日本人の85%は病院のベッドの上で死亡する。15%の人が病院以外で死亡している。ベッドの上で死亡認定された木村コーチは突然死なのだろうか・・・もし、木村コーチも突然死と考えるなら、日本人の突然死の比率はもしかしたら20%に近いのではないだろうか・・・(そのなかに自殺が含まれているのだろうけど、自殺は突然死と言えるのだろうか?)5人のうち1人に突然死が訪れることになる。今日元気な私が明日死んでいることは充分にありうる確率のような気がする。さて、今日とは言わないが明日自分が死ぬかも知れないと思って生きている人が世の中にどれだけいるだろう。 4年前に突然、生存確率12%の病気で救急病院に運ばれ今も生きている私は、あなたにも突然死が訪れるかもしれない・・・ということを想定内に生きいかれることをお薦めしたい。 勿論、あなたが、もっと長生きされることを信じ、夢を叶えていける人生を歩まれることを祈るけれど・・・ |
数年前に観た映画を今もう一度観たとき、色褪せて見える事がよくある。自分が成長してストーリーの理解の仕方が変化することもあるが、それだけではなく地球崩壊ものとかSFものとかのCG技術が日進月歩で進んでいくので、映像におけるリアリティーの表現が大きく変化し、数年前の画像が嘘っぽく見えたりする。今年話題になっている3D映画の“アバター”も十年後に観れば、きっと物足らなくなっているに違いない。 それに比べて、青春時代に聴いた音楽は、同窓会で久しぶりに出会う友人のように、何年経っても昔と同じ気持ちに戻って向かい合う事ができる。誰もが青春時代に心に刻んだ歌詞と曲が同級生のようにその人の心に絡みついているような気がする。 こんな事を考えていると、久しぶりで“小椋佳”を聴きたくなってきた。 |
今日、大阪の心斎橋近くのギャラリーで催されていたあるカメラマンの展覧会を訪ねた。作家は数年前に東京での展覧会の際に皇后陛下の目にとまったことでも有名になった増浦さんという方で・・・ルーブル美術館内にある彫刻や日本では出雲大社を捉えた作品で有名である。光の描写が見事な作家で、おそらくライティング機材を用いず、自然光にレフ板だけの長時間露光で撮影している。近景・遠景そのどちらも微妙な中間トーンまで描写している。この作家は、撮影をはじめるまでに対象物がどの時間の光で一番美しく輝くかの情報を綿密に収集していると思われる。カメラマンでありながら、カメラを持たない時間を大切にする作家・・・私は、そんな作家がとても好きである。 この作家を知ったのは、去年の11月であっただろうか・・・今年2月に亡くなった年上の友人が、息子さんの友人であるその作家の写真集を見せてくれたことがきっかけだった。今日は、ギャラリーで、その時と同じ写真集を買い求めた。 増浦さんの展覧会に行ってきましたよ・・・と、今、亡くなった友人に報告した。 |