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SOLILOQUY

ひとりごと

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April 30, 2010 22:05:34

中国

カテゴリー: 日記
私の関わる町の真ん中に、今度新しくコンビニができる。フランチャイズではなく、300坪ほどの土地に建物と駐車場を併設した直営店である。企業の顔となる新業態のコンビニである。全体像は出来てみないと分からないのだが、関東では、最近増えてきたカフェ機能を備えたショップになることは確かなようだ。
私は先日、ある人を通じて、そのプロジェクトの担当者に敷地コーナーに町の公的施設までの距離表示の案内板を設置することを提案したのだが、それが実現化されそうな状況になってきて、私の感性で簡単に取りまとめることになった。
最近、日本の観光客は英語圏の人よりも、中国語圏の人のほうが確実に多い。横浜や函館を見てきて、町の中に中国語の表示がいたるところに見られた。確かにわが町でも、通りを歩いている人の10%くらいは中国人のような気がする。だから、言語表示は、日本語・英語・中国語・韓国語での表示を提案するつもりだ。

最近の中国の国力増大の影響が、わが町にも確実に浸透してきている現実を、深く感じる今日である。
April 29, 2010 20:32:26

贈物

カテゴリー: 日記
私が高校2年生の時、喧嘩で頭に重症を負った友人を見舞うため病院に行ったとき、その当時私が好きだった作家が書いた小説をお見舞いとして持っていった。実は、内容を知らずに作家名で選んだわけで・・・このことが後で私の人間性に対する彼の不信を呼び起こした。当時彼が付き合っていた彼女は体調が悪かった。読んでみて分かったのだが、その小説のなかの主人公の女性は病気で死んでしまうという終末を迎える・・・彼は、内容を知ってその小説を選んだのか、私に問うたことを今でも覚えている。
私が20歳代後半の時、ある女性から“夜と霧”という本をプレゼントされた。彼女はベルリンでバレーの修行をしていたが、足の怪我のためにバレリーナの道を断念して日本にもどってきたところだった。“夜と霧”とは第二次世界大戦中のユダヤ人捕虜収容所でのドイツ軍の虐殺を描いたノンフィクションの歴史的価値の高い本であり、残酷な描写が延々と続く。読み進めるなかで、何故彼女が私にこの本を渡したのか、疑問が膨らんだ・・・だが本人に確かめることもなく、それ以降会うこともなかった。
本のギフトは、よほど慎重でなければならないと肝に銘じた。

この度の旅行中、ホテルのギフトショップで一冊の絵本を手に入れた。絵のタッチの柔らかな、装丁の美しい本である。内容を見ずにプレゼントとして買い求めた本は、プレゼント包装ではないがホテルのシールで封印されている。後で読んでみるつもりだったが、そのシールを剥がすことにためらいが起こり、読まずに贈ることに決めた。果たして、この度の本のギフトは、今までのような問題を伴わずに喜んでもらえるだろうか・・・
April 28, 2010 21:51:37

聖地

カテゴリー: 日記
日本のトラピスチヌ修道院の最北端である函館のトラピスチヌ修道院を訪ねた。函館の中心部を九時半にレンタカーで出て、30分程で到着した。1898年にフランスからやってきたという8名の修道女によって設立された修道院の門をくぐれば、そこには別世界があった。カメラを片手にした大勢の観光客が大声で楽しそうに徘徊している。ただどの人も中国語を話している。まさにそこは日本ではなく中国だ。違和感を感じながら施設を見て周り、有名なクッキーや飴などのお土産を売る売店に入ったが、入り口正面に修道女達の生活を特別に撮影許可されたカメラマンの写真が展示されており、私は買い物のことは忘れ、飾られていた写真を1枚づつ丁寧に見て回った。そしてやっとここが聖地であることを感じることができた。マリアの像があるからではなく、厳しい戒律のなかで生きる彼女達を感じることができたからであった。私は、献金箱にお土産を買うために握っていた札を入れ、写真集を買い求めた。売店から外に出ると中国人の団体は一人もおらず、爽やかな静寂があった。

私は門を出たとき振り返り、手を合わせ「ありがとうございました。」と心のなかでつぶやいた。この度の旅で、もっとも心が安らかなひとときであった。
April 27, 2010 21:41:17

頂上

カテゴリー: 日記
北海道旅行で知り得たことに、サミットの日本開催がこれまで5回あったということ・・・勿論2008年の洞爺湖での開催は記憶している。そう言えば2000年の小渕総理のときに2000円札が発行された沖縄サミットがあった事を思い出した。その前に79年・86年・93年と東京で開催されたようだが、どうも記憶にない。私が政治に関心がなかったからかも知れないが、この手のニュース報道が以前は今より少なかったに違いない。
当時実際に洞爺湖サミットに関わった人から聞いたエピソードを幾つかを書いておこうと思う。
メイン会場へフランス大統領の乗る車の後ろを護衛官を乗せて走ったタクシーの運転手さんの話・・・大統領の乗っていた車の窓ガラスの厚さは5cm以上あった。多分防弾ガラスだったのだろう。
大統領夫人たちのファーストレディーサミットのときにサービスしたレストランのサービススタッフの話・・・メイン会場であるホテルの周りには当時自衛隊の地対空ミサイルが数箇所配備されていた。ニュースではこの手の映像は一切露出してなかったな・・・
サミット記念館の解説員の話・・・大統領と首相の違い・・・大統領は国の元首、首相とは天皇・女王・総督という元首?の代理折りで政治上のトップということになるそうだ。
サミットとは“頂上”という意味から“頂上会議”・・・日本・アメリカ・イギリス・イタリア・カナダ・ドイツ・フランス・ロシアの8か国(Group of 8, G8)により毎年行われる民主主義国家による「先進国首脳会議」を指す・・・だから、社会主義の中国はサミットには参加できないらしい。ロシアは今は民主主義らしい???

“サミット“を少し身近に感じた・・・ちょっと国際的になった私である。
当時大統領の座った椅子にも座らせてもらったし・・・なんやかんや言って充分観光客してきたようだ。
April 26, 2010 21:04:15

再会

カテゴリー: 日記
19年振りに函館空港に降り立った。前回この地を訪れたのは私が経営していたフレンチレストランの料理長の結婚式に主賓として出席するためであった。昼の披露宴に間に合うように朝早くこちらを発って、披露宴の終了後、函館山に夜景を観に行っただけで翌朝には空港・・・とんぼ返りの旅であった。
その2年後、料理長は退社し、しばらくして“タトゥー”というレストランのシェフとして東京へ移っていった。この度の旅の目的の一つに、16年振りに彼に再会することがある。私と6才しか違わない、まだ未熟な二人の間で、彼が東京へ発つ前にもう少し話をしていなければならないことがあったのでは・・・と、長い間心残りだった。
驚かせよう思い・・・妙な気遣いをさせないように、彼の経営するレストランに偽名で予約を入れた時間より少し早めに扉を開けた。「エーッ」という言葉が、厨房から聞こえ続いて「まさかーエーッ」・・・
久方ぶりの出会いは、彼に思い通りの驚きを与えたようだ。
あとは、友人との再開のように当時の記憶が蘇って話しをした。しかし立て込んでくると話もままならず、ホテルへもどったが、彼から電話が入り翌日の朝市で彼の息子もいっしょに朝ごはんを食べることになり、食事をしながら私の16年間の乱高下の生き様を話した。この年月の間に彼にも私の知らぬ山や谷があったのだろう・・・友人のように話をした。話し足らなかったことがいつの間にか埋まったような気がした。

私と彼は、やっと友人になれたのかも知れない。私の旅の目的が一つ達成された。
April 25, 2010 23:45:59

経営

カテゴリー: 日記
私の尊敬する師の一人に、15年前60歳を過ぎた高齢であるにも関わらず、将来のネット社会到来を予見し、ホームページの作成も自分でやってしまうような老舗の会社の社長がおられて・・・その方が“経営”とはなにかを私に語ったことがあった。「経営に、割算・掛算、関数は必要ない。必要なのは足算・引算だけでいい・・・入ってくるものが出で行くものより多ければ良い。」というものであった。まさに当たり前の話であるが、当時私は感動したことを今でも覚えている。同じ売上げでも経営を継続できる人と泥沼に入っていく人がいる。日航の新社長も先ず手掛けていることは、この簡単な論理に添うのであろう。日航の旧体制には足算・引算が出来なかったわけで、長い間その慣習を引き継いだ内部には企業再建は不可能であり、だからその任は部外者に託される。外部に再建を託せない個人企業は倒産する運命しかない。年商1億円の企業も年商数千億円の企業も同じ論理の“経営”がある。

さて、私は師の教えを守ったから今があるのだろうか・・・それとも、守れなかったから今があるのだろうか・・・今は答えを出さずにおこう。数年後に検証するつもりでいる。

April 24, 2010 23:47:50

一流

カテゴリー: 日記
一流のサービスとは、なにか・・・「お客様に喜んでいただくこと」
サービスマンから答えは一言だけ返ってきた。
そのホテルの支配人は、テレビドラマ“ホテル”のマネージャーのモデルとなった方が今もトップである。厳しさより、皆を包み込む優しさの方が際立った方らしい。
チェックアウト直前・・・私は、あることを客室から、電話でコンシェルジュに問い合わせた。すると、丁寧な応対の後、「さらに詳しいことがお知りになりたい場合、フロント階に下りられた時にコンシェルジュデスクにお立ち寄りください。資料をご用意しておきます。」と返事があった。その直後、私はコンシェルジュに寄らずにチェックアウトのためにフロントに向かった。すると先ほど電話で話をしたコンシェルジュの女性がフロントの前で待っていて「○○様、パンフレットでございます。」・・・「有難う。」と言って受け取り数歩進んで立ち止まり、振り返って「すごい!」と言葉がもれた。彼女は、微笑んだ。
優れたサービスとは、お客様に喜んでいただくこと・・・その、シンプルなサービスが、このホテルのスタッフ全員に浸透している。マニュアルではないサービスが心地よかった。
このホテルの支配人は、スタッフが、そこで働くことにプライドを持てる環境作りに成功していると思った。

さすがにサミットが開催されたホテルである。ここに来て良かったと思った。


April 23, 2010 22:24:13

達成

カテゴリー: 日記
無事に帰ってきた。
やりたいこと・・・二つ 達成!
明日から 頑張るぞ。
April 22, 2010 21:54:26

虎馬

カテゴリー: 日記
結婚前に白いセーターをプレゼントした。しかし。彼女がその服を身に付けたことを一度も見たことがなかった。あるとき、「あの服・・どうしたの」と聞いたら、「好みやないから、着ないの・・袖通したこともないし・・・」とあっさりとした返事がかえってきた。そのときの教訓で身に付けるものは、“本人に打診しないでプレゼントしてはいけない”という事・・・結局、結婚している間、二度と身につける品をプレゼントできずに・・・離婚した。
“トラウマ”とは、日本語で“虎馬”かと思ったら、語源はギリシャ語“trauma”で“傷”という意味らしい。1917年に心理学者フロイトが発表した「精神分析入門」のなかで精神的外傷を指す用語として用いたことが現在知られる意味の起源だそうだ。花束やワインのような、いつかは消えてしまう物以外の“残るプレゼント”に対して、頂くことも、あげることにも・・・私は素直になれないトラウマを抱えている。昨日も行為でメガネをプレゼントしてくれようとした人に、お断りのメールを入れ、その人は気分を悪くした。

さてこれからの人生で、私からのプレゼントを喜んでくれる人に出会えるだろうか・・・勿論、身につけるものなら本人に打診しようと思うが・・・
April 21, 2010 21:46:56

滑稽

カテゴリー: 日記
最近、テレビで脳科学の番組が多いようだ。(私は見ていないのだが)知人が見た内容を教えてくれた。脳を活性化する三つのポイントというテーマだったようだ。詳しい説明は聞いていないが思い出してみると・・

 就寝前に
 1)その日楽しかった事を順番に五つ思い出す。
 2)料理をする。
 3)右手と左手の違う連続動作をする。 

1)は、記憶を引き出す回路を太くする訓練 2)は、段取りのなかで短時間に複数の作業をこなす訓練 3)、は2)に似てるようだけど、手先を通して単純作業の習得訓練かな、それとも右脳と左脳になにか関係あるのかな・・・

最近、日記を付けるようになり、そのを日何を食べたとか、印象に残った事を書くようにしてるし、料理もたまにしてるから、 3)の左右違う連続動作をする練習をしてみると、結構できるんだ・・・と喜んでいる自分がいて、なんだか滑稽に見えてきて・・・自分のミーハーぶりに少し呆れた。
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