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SOLILOQUY

ひとりごと

 
April 15, 2010 23:19:01

歴史

カテゴリー: 日記
横浜の外人墓地の内に初めて入った。歴史研究家との約束の時間(午後1時)に正門前に立っていると、意表を付いて後ろ(墓地側)から名前を呼ばれた。彼は午前中から墓石の調査をしていたらしく、私に会うために墓地から出てきたのだ。アップダウンの激しい通路を一直線に私の目的とする墓石の前に連れて行ってくれた。私の生まれる前に死んだ見ず知らずの外国人の膝元に、縁あり近づいた感激がこみ上げた。Harry Jhon Griffiths この英国人は何故祖国を離れ、何故日本を離れずここに眠るのだろうか・・・思いは二十世紀前半の日本へと飛ぶ。
歴史というものは、歴史研究家の調査研究による事実発掘と、優れた直感力による推理によって形作られる。何故わが町で死んだGriffiths氏が横浜に眠っているのだろうか?戦中に病気で死んだ彼の遺灰は、その後空襲で別の英国人と入り混じったと記録されているが、二つの墓(隣同士に埋葬されていた)にどのように区別して埋葬したのだろう? 埋葬から5年後Griffiths氏(日本に身寄りはなかったはずなのに)の墓だけ立派なものに改修されていたが誰が行ったのだろう。墓を改修する時にどうして彼の愛した町に移さなかったんだろう・・・
今では誰も訪れることのないGriffiths氏の墓の前に立ち、思いは馳せる。

これからの私の調査と推理でそれらの疑問を埋めることができるだろうか・・・やりがいのある私のライフワークになりそうだ。