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2012/01/21 21:27:25

殺される。

カテゴリー: 日記
「助けてクレー。ギャー、殺される。」

夢の中か。

目が覚めてもう一度


「助けてー。殺される。」と女の叫び声である。

ただ事ではない声である。


時刻は午前4時半である。

いったい何事だろう。

シーンと静まりかえった住宅街である。

隣のヒトは何するヒトぞ。

あちこちから様子を見ようとヒトが集まるわけでもなく

寝ているところを叫び声で起こされたのは

俺くらいか。

しばらく窓から様子をうかがっていると

しばらくして

「アンザイサン。○×■」と

意味不明なおばさんの声がする。

さっき叫んだ女とは違う声だ。

いったいどういう事なんだろう。

もう3分くらい時間が過ぎている。

殺されかかったのだろうか。

よくわからないままベッドから

窓を少し開けて様子をうかがう自分。

早朝で真っ暗だけれど

誰も電気をつけている様子もない。

パトカーも来る様子もない。

トイレに行って少し考えた。

もし自分が110番通報をしても

事情を聞かれるだろうし

ただ

叫び声がしたくらいでは

事件かどうかは判断もつかないだろう。

5分くらいしてから

やっぱり寝ることにした。

叫び声はなんか知らんけれども

関わりになるのは面倒だし

現場を見たわけでもないし

ただ

叫び声が3回あっただけである。

なんかわからないけれども

寝ることにした。

今日はまた会社なのである。

なるべく

寝ていたいのだ。

殺されるというくらいだから

なんなのだろうか。

数年前もそんな事があった。

あのときも事情はよくわからなかった。

とにもかくにも

都会なのだから

隣のヒトが死のうが生きようが

知ったことでない。

無関心なのだ。

なんなのだろうか。

薬物の乱用の幻覚か。

夫婦喧嘩か。

でも

本当に犯罪だったとしたら

例えば強盗だったりしたら

と考えるけれども

結局のところ

通報はしなかった。

新聞によく

「何時頃に叫び声が聞こえた」との

近所のヒトが証言した。

とかよく出るけれども

要するに

傍観せざるえないのだ。

自ら、刃物をもつかもしれない

凶漢に立ち向かうヒトは

よほどのヒトしかないだろう。