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2010/05/09 18:41:22

年寄りに冷や水

カテゴリー: 日記
日曜日はいつもどこで、ご飯を食べようか

悩んでいる。

一人ぼっちの食卓なのでどこで食べようとも

変わらないのであるけれども

どうせならば安くて美味しくて量がある

満腹感を味わいたいのである。

美食家でもないしグルメでもないし

大衆食堂で十分なのである。


一度味わってみたかったのが

ソラリアの地下にある

拉拉飯店の「油淋鶏定食」である。

何度も店の前を通ったけれども

いつも人が満杯なので

昼飯時は過ぎて

暇そうな4時頃がいいだろうと

時間帯を絞っていってみた。

案の定あまり人は居ないようである。


初めて入る店は少し緊張するのである。

店の前にディスプレイされている

メニューを見たらいつも

「油淋鶏定食」が美味しそうに見える。

チキン南蛮とでもいったらいいだろうか。


入るかどうか躊躇していると

店の店員が様子を伺うように

やってきて胡散臭そうに

人相、服装をちらりと観察して

厨房に引っ込んでいった。


値段は790円である。決して高くも安くもないが

天神では普通の値段だろう。


まあここまで来たのもなんだし

物見遊山に食べていこうか

と意を決して入っていった。


「いらっしゃいませー。お好きな席へどうぞ。」

とかけ声が入る。

お好きな席という言葉は無用だと反発しても

しょうがないし

厨房の傍で全体が見える位置に座って

黙って客層を観察する。

都会風のカップルが二組である。

若い禿げ頭の男は

ちらりとこちらを選別して

首をかしげてコチラを見るので

お金持ってのかなあという感じだろうか。


コップに冷や水を持ってきたので

メニュー票の「油淋鶏定食」を黙って指指す。
 
5分も待たないうちに運ばれてきた。


ご飯とスープと麻婆豆腐と鳥の唐揚げに酸っぱいスープで

味つけをした「油淋鶏」である。


さっさと食べてしまいながら

冷や水を飲み干してしまうと

いちいち頼みもしないのに

お酌をしてくれるのは

いいんだけれども

余計なんだけれどとは口には出さない。


食べてしまうと満腹感で一杯である。

★★★☆☆

790円を支払うために小銭をテーブルの上に

置いていると、空になったグラスに

またまた冷や水を

お酌しはじめた。

冷や水三杯目である。

ついでにテーブルに置いた小銭を回収をして

「勘定終わりました。」と

大声で店内に叫んでいる。


もう少し腹が収まるまでは

休んでいたいんだけれども

と思うが


妊婦のようなお腹で

店を後にした。


家に帰る途中に二回トイレに

駆け込んだが。

原因は何だろう?


たぶん冷や水をお酌してもらったせいではないか。

店の名誉のためにいうと

「油淋鶏定食」ユーリンは美味しいです。

ただし、冷や水はそんないに要らないですから。

ほっといてください。


いつも「森の水」ばかり飲んでいるから

なんとなく違う味には飲みつけないのだろう。