「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」 鴨志田 穣/著
売れっ子マンガ家である西原理恵子の連れ合い(元ダンナ)で、
フリーの戦場カメラマンだった鴨志田穣氏の私小説です。
つーか、ほぼ自分のアルコール依存症の闘病記です。
何度も生命の危機を乗り越えてアルコール依存症を克服したのですが、
残念ながら今年の春、腎臓ガンで亡くなりました、享年42歳。
ちなみに鴨志田譲氏は、神奈川生まれの札幌育ちで、
高校卒業までススキノあたりで青春を過ごしていたそうです。
元妻の西原理恵子とはアル中による暴力が原因で離婚したのですが、
アル中の克服には西原理恵子の協力なしには有り得ませんでした。
最後の半年は籍こそ戻さなかったものの、一緒に暮らしたそうです。
鴨志田氏が亡くなった時、西原理恵子は自分のマンガの中でこう書いています。
「さよなら、わたしたち、短い恋をしたの」
離婚しても、心だけは強く繋がっていた二人、ちょっとイイなと思いました。 |
そろそろ自分の家族が欲しいです。