今朝、テレビを見ていると、コメンテーターが、最近の若い人達がスマートフォンのお蔭で、他人との会話力が落ちてきた…と、言っていた。 電車に乗って出勤の途中…今日はやけに小説や雑誌を読む人が多かった。最近は、みんなスマートフォンを触っているしなー。なぜかホッとした。 歩きながら本を読む人はいないが、スマートフォンは歩きながらでも触っている。最近は、手元ばかり見て周囲の状況が見えない人が増えている。自分だけの世界に浸って生きているから、老人やハンディキャップの人に席を譲る若者が少なくなったように思う。そんな人達ばかりの車輛に乗り合わせると、私は集団のなかで孤独を感じちゃう。 昔、受けた哲学者の授業で、“電車では本なんか広げずに、移りゆく景色や周囲の状況を良くみなさい!”なんて教わって、なるほど…と、思ったことがあったけれど、今どきの人は鼻で笑うだろう? 電車のなかでのスマートフォンの一切の利用を禁止したら、もう少し自分の周囲が見える人が増えるだろうなー。 スマートフォンは確実に人間の感受性を変化させている。 これから、私は電車ではスマートフォンを触るのは止めておこう。感性の鈍らない良識ある人間でいたいから…。 |