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SOLILOQUY

ひとりごと

 
March 02, 2013 13:42:49

僧侶

カテゴリー: 日記
私の父に、生きていくうえで、いざというときに支えとなってくれる弁護士と医者と僧侶を大切にするように教えられた。その教えを守ったと言うわけではないが、これまでに私の生物としての“命”、そして社会的な“命”を救ってくれた医者と弁護士に巡り合えた。しかし、未だに…生きる事、死ぬ事の“命”の真実を説く僧侶に巡り合えない。

それは三つの職の知人を大切にしろと言った父本人が、僧侶と大喧嘩して、仲を修復せずに逝ってしまったこともあるのだが…、それ以来私が僧侶の話を聞くのは誰かの法事の時しかなくなった。

本来…いつでも寺を訪ね、世間話の合間に仏の道について話が聞ければいいのだろうが、今のところ心当たりの僧侶がいない。

だからということでもないが、私は私の息子に、死んだら墓や仏壇に入れずに海に散骨し、私の骨の粉を混入して焼いた壺を作って、棚にでも飾っておけ!と普段から言っている。

それでは、僧侶の入る隙がない。

さて、私は死ぬまでに誰か良い僧侶に巡り合えるだろうか?
墓や仏壇の否定を認める僧侶に出会えるだろうか?
それとも私に墓の大切さを教える僧侶が現れるだろうか?

自分の願いが叶わなかった父の教えを守って、目の前に尊敬できる僧侶が現れることを待ちたいと思う。