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SOLILOQUY

ひとりごと

 
March 04, 2013 15:24:11

寿命

カテゴリー: 日記
私の家にはトイ・プードルがいる。毎朝彼といっしょに散歩することが私の日課である。彼が私の家に来て、もう17~18年になる。今でも散歩の途中で、小さな体を見て子犬だと思い…“かわいいわね!”と、よく言われるが、話をするうちに人間でいうと自分より年上なのでびっくりされる。そう…人間だと80才は越えている。

動物病院に行って診てもらうほどの老化の症状はなく、視力が落ちてきたこと以外は健康そうに見えるのだが、よく見ていると以前なら、らくらく飛び上がっていた石段に上ることを躊躇するようになった。確実に老化が進んでいる。

人間の寿命が延びるようには動物の寿命は延びないのだろう。それはそれで良いのだと思う。

医学や介護の進歩ありきの長寿が、果たして人間にとっての幸せかどうか…私にはよく分からない。細胞が再生しなくなるとか、死滅するという自然の摂理には、ほどほどの抵抗で良いのではなかろうか…?
たかが人間ごときがそれ以上を願うなど、おこがましい。

そんなことを言いながらも、私のところのトイ・プードルが人間で言うところの100才くらいまでは生きていてほしいと思う。
70才を少し越えたところで死んでしまうと思っている私は、そんなことを考えている。
それとも、70才まで生きたら100才くらいまで生きたいと思うのだろうか?
いや、やっぱり、それ以上は生きられないと思う。
そう思っていて明日死んでしまうことが無いように祈り、一生懸命生きていようと思う。