最近1週間に一度は、ゆっくりと子供と二人だけで話をする機会を作るようにしていて・・・子供から“お父さんも、そうやったん・・・”とよく言われる。どういうことかと言うと、今まで絶対的存在(自分より、よくできた人間)だと思っていたけれど、実は自分と同じように弱くて、まぬけなところがあると気がついた・・・と言っているのだと理解している。そう考えて振り返ると、私自身も子供にこうあるべき(生きるべき・努力すべき)だと押し付けるなかで、よくできた父親を演じていたように思う。今から思えば子供には自分の飾らない生き方を見せるだけで良いように思う。親に備わっていないものを、口だけで子供に求めることは彼らにとっては苦痛であったに違いない。私が素の私を見せれるようになったから、今子供も自分の素の姿を私に見せるようになった。私が飾らない親になれた時、子供は今まで私が言い続けてきて、聞こえなかった同じ私の思いを理解しようとするようになった。今私は、やっと親になれたように思う。 例の我が町の歴史研究家に、オーストラリア在住の歴史研究家のプライベートを聞いてみた。彼女は、仕事で若いときにオーストラリアに駐在するなか、オーストラリア人と結婚し定住するようになり、ハーフのお子さんが何人かおられるとのこと・・・ 私の物語のなかで、彼女の現実の生き方がとても重要に絡んでくる。あまり、現実そのままではいけないし、何故なら私の物語では彼女にインスピレーションを得て登場する女性は実在しない英国人と、プラトニックな絆を持つからである。オーストラリア人のご主人が気を悪くしないように、物語を進めなければ・・・ |