今日の研究会での発表テーマは二つ…今月初旬に開催された高校生・大学生の研究発表とは違い、プロの研究者である大学教授の‘近代上下水道の創設と居留地’と大学女性講師の‘わが町の洋菓子~その歴史と経営学~’というものだった。どちらも研究発表としては興味深く、優れた内容だった。気になったことは…発表後の発表者に対する質問時間に、質問というよりは否定・攻撃のような内容が多く、さすがに研究者(大学教授が多かった)の多い講演会は、発表者も気が抜けないものだと良く分かった。講演者に対するこのような反応を示すのも彼らの宿命なのだろう。また、丁寧に礼儀正しく紳士的な語り口でありながら相手をズタズタに切りつけている様子は老年大学教授特有の攻撃的姿勢の表れだと理解した。この試練に耐えて研究発表を繰り返した者が、本物の研究者になるのだと思った。 いつも話しているが、私は研究者ではないので、絶対にこの人たちの前では発表などしないでおこうと肝に命じる。 発表会の後で、私の車で例の研究者を彼の自宅近くまで送りながら車中で20分ほど、グリフィスさんの滝近くの洋館についての調査のその後についてアドバイスをもらった。彼曰く横浜に行かなくてもわが町の図書館・文書館で事足りるとのこと…また新たな資料を教えてもらった。さらに法務局で過去の土地台帳を調べてみる調査方法も教えてもらった。まさに研究者の作業は探偵のそれと似ている。 来週中には、住居所在地にたどり着いて、オーストラリアの研究者に報告したいものだ。 |