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2011/11/26 21:37:17

鼻紙は万札で。

カテゴリー: 日記
今日は朝から天神に出かけた。

天神というのは福岡でいう街の中心部である。

街の名前の由来は天神様を祀ってある

水鏡天満宮から取ったかどうか定かではないが

菅原道真を一般には天神様と呼んでいる。

天神という名前は大阪にもあったけれど

福岡でいえば街の中心部でもっとも人通りが

多くてファッショナブルな街である。

そんな事はどうでもいいのである。

福岡市には東京三菱UFJ銀行は

天神にしかないので

そこに用件があって行ったのである。

東京三菱UFJなんて昔はそんな名前ではなかった。

単純に三菱銀行であったし

天神の交差点で外人に声をかけられて

三菱銀行はどこと聞かれて

「あそこ」と指差すと

その外人は

「イッツ レッド サイン」と答えたのを

思い出す。

「あの赤い看板ね。」という意味だろう。

当時小学生で英語はよく理解できなかったけれど

そのくらいはわかったものだ。

その三菱銀行もいつのまにやら

長たらしい名前に変わっている。

平成の初め頃から始まった巨大銀行の

合併の影響である。

そんなことはどうでもいいけれど

天神交差点もしばらく来ないうちに

色々と変化があるものである。

数年前まで見られた

子犬をカゴに入れて

殺されるので引き取ってくださいという

動物愛護団体も居なくなったが

代わりに

マッチ売りの少女のような

路上で自家製のパンを売る

処女のような少女がいる。

そんなことはどうでもいい。

昔はなかった

お地蔵さんが立っている。

交差点の隅に立てられていて

時折拝んでいるヒトもいる。

こんな所にお地蔵さんは

なかったのであるが。

たしかにもう何十年前だろうか。

三菱銀行という名前の頃に

この交差点の真ん中で

交通整理をしていた

警察官が

車か単車にひき殺されたというのが

記憶のかなたに残っているけれど

その遺族が立てたのだろうか。

こういう地価の高くて

なおかつ誰の物か知らないけれど

公共物か、私物か知らないけれど

交差点の土地にお地蔵さんを立てるとなると

それなりに官庁の許可であるとか

地権者の許可であるとか必要だろう。

マッチ売りのような

お菓子売りの少女はそんな事は

考えもしないだろうけれど。

そんなことはどうでもいい。

アイポッドタッチを触っていると

なにやら美形の店員が

話しかけてきた。

自分が買うとでも思っているのだろうか。

アイポッドも

アイポッドタッチの区別もわからない

この男に

色々と説明してくれた。

なんだかわからないけれど

とにかく便利らしい。

月々3.800円で

この便利な

現代的空想的愉快道具が

手に入りますよ。

と説明されても

こちらは暖簾に腕押し

豆腐に釘というのか

まるで反応がないというのか

まったく違うことを考えているのであるから。

この天神という街も変貌が激しい。

ファッショナブルな街は

美形の男女で溢れているけれど

巨額の富を使い倒した

大王製紙の王子様でもないし

ティッシュのごとく

札束を使うというのは

自分には無理だと思って

美形の店員に

「今日は用件がありますので。」と

立ち去ってしまった。

大王製紙の

王子様の

ティッシュは

一万円札を重ねたものだったのかいな。

せめて

昔あった

岩倉具視の

五百円札なら

まだ自分も鼻紙に出来そうだがな。