電車の運転席のすぐ後ろから運転士の動作を見て運転の仕方を覚えた私は、今でも一番前に陣取っているが最近運転への興味が薄れて来た。今朝はずっと二本に延びる線路を見ていた。あたり前のことだが、線路は1本でつながっているように見えるが、実は20mほどの長さのレールが継ぎ目部分で少し間隔を開けて連続して並べてある。電車のスピードが遅い時は、その継ぎ目が分かるが、時速30kmを越えてくると私の動体視力では見えなくなる。見えないものが、見ようとすれば見えてくる…なんて言うが、自分の能力が低ければ見ようとしても見えないものだ。 それにしても、電車は、なんて退屈しない乗り物だろう…。しばらくは毎日線路を見ていようと思う。できることなら線路を歩いてみたいと思うのだが、こればっかりはだめだろうな。 同じ景色のなかで、自分と同じ興味をもっている者、同じ景色を見ている者がいないと考えると楽しくなってくる。そう思うと電車のなかでスマートフォンを触ったり、ゲームなんぞは絶対にしないでおこうと思うのだ。 |