私は、小学校の時に越境入学したが、体が弱く他人と同じことができなかったので競争原理を幹とする人生から外れた。以後公立の中高を卒業した後、進学するかどうか悩んだ末に一般教養の試験では一流の学校には合格できそうになく、学科試験だけでなく実技試験の出来が問われる美術学校を受験した。美術が好きと言うわけではなく、ただ勉強が苦手だっただけなのだ。 ずっと少数派のステージで生きている。 それでも経験から、様々なステージが世の中に存在し、まだ覗いたことのないステージが存在していることを理解しながら、それぞれのステージにはそれなりの思考・志向・嗜好があることが分かってきた。 そしてこの年齢になって、様々なステージの人達と意見を交わす機会が増えてきた。 これからは、今までとは違うステージにも顔を出してみようと思っている。まだまだ多くのことを経験しながら私の人生のステージをもう少し広げていこうか…と、今思っている。 |