昨晩、私が子供の頃からお世話になっている老婆を車に乗せて動物病院に行った。彼女の犬(トイプードル)が足を引きずるようになり診てもらいに行ったのだ。思っていた病院ではなく診察室が並びカットやリハビリ施設もある…人間で言うところの総合病院風であった。人間並みの対応である。 レントゲンを見せてもらうと背骨の圧迫骨折で明らかに骨がへしゃげていた。 実は…飼い主の老婆も4年ほど前に、やはり同じ圧迫骨折で手術をした。まったく同じ症状である。 飼い主とその犬が良く似ると言うが、病気まで同じという話はあまり聞いたことがない。 私は、彼女もその犬もどちらも腰のレントゲンを見たけれど、S字に曲がった彼女のほうがやっかいに思えた。 さて人間でも年老いた病人どうしが、いたわり合うことはお互いの負担になると言うけれど、この関係ではどうだろう? 身よりのない老婆の境遇を考えると、どちらか一方が死を迎えると残ったものも影響を受けるような気がする。 どちらも、長生きしてほしいと思った。私の出来ることは手を貸そうと思った。 |