時間潰しに一人で映画を観た。テレビでもコマーシャルをやってるし、CGを多用したSF娯楽映画という軽いつもりで鑑賞券を買ったが・・・なかなかキツイ内容であった。題名は“第9地区”アフリカのある町の上空に大きな宇宙船が停泊し、地球人がその真下に飢餓状態でやってきた宇宙人のためのキャンプを20年に渡って運営してきたという設定・・・町から離れたところに宇宙人キャンプを移転させるため宇宙人の了解のサインをもらうため平凡な男性が責任者として選任されるところから物語は始まる。内容はともかく置いておいて・・・戦闘シーンがやけに残酷で、宇宙人に引き裂かれ、握り潰される地球人戦闘員の姿が微妙にリアルで目を背けてしまった。(本当は顔しかめながら観ていたが)CGの技術が進みリアリティーが増し次から次へと残酷シーンが登場すると観ている方は麻痺してしまい、命の重さなんて考えなくなってしまう。 ストーリーについて何もコメントがないエンディングを向かえた。映画の最後に観客の深いため息が聞こえたような気がした。 もし、私に小さな子供がいたら、見せたくない映画である。これから映画館に行く前には、ネットで情報、批評をちゃんと仕入れてから行くことにしようと思った。 |