子供を育てるのは50歳を過ぎてから・・・と、ある本に書いてあった。その理由に、その年齢になるまであなた自身が子供だから・・・と書いてあった。 私は、この意味が50歳を過ぎた今、やっと分かった。親子の関係は、友達同士でいいんだと・・・同じ視線で喜び、悩み、涙する・・・だから話し合える。親の顔をした親に、本当の自分の気持ちを話せる子供って少ないと思う。その視線は親が合わせてあげないと、子供からはそのスタンスはとれない。子供の優れた部分を理解し、それを敢えて言ってあげて、自分自身の弱さも子供に晒して・・・それでやっと子供の心が開かれる。親の自分も子供から教えてもらうことがあるんだと分かったときに、やっと親になれるんだと思う。 私の子供が、よくできた子供だと思われた方もおられるかもしれないが、そうでもない。 これが親というものかも知れない。 石川遼のような子供を持つ親はなかなかいないのだろう。 |