息子が中学生の頃、私は彼にこう教えた・・・「嘘がすべてダメとは言わない。ただし人を不幸にする嘘はダメ!人を幸せにする嘘は時と場合によってよしとする。そして後で嘘と分かる嘘はついてはいけない。」と・・・数ヵ月後、ひょんなことで、息子がある人に話したことから、私の教えをどのように理解したかが分かった。彼は「嘘をつらぬけ!」と理解していた。 人に自分の思いを伝えたいと思う時、その人の理解力、人生経験の程度、そして聞く耳の方向を推し量らなければ、思いは伝わらない。 その時の経験が私の教えとなった。場合によっては、その人が成長し、壁にぶち当たり、或いは友人や恩師や恋人の心を突く一言を待たなければならない。 待てると言うことが、私と息子との距離の近さに違いない。 明日私は、息子と二人で忘年会を考えている。 |