10歳年上の友人は以前事業に失敗し多くのものを失い、復活しようと日々努力しているが、いつまで経っても道が開かれない。一つのことに専念した時の失敗のリスクを考え、いろいろなことに手を出し、全てが中途半端に終わっているように思う。一つの事に集中できる人は、同時に二つことに成功する可能性をもつが・・・一つのことに集中できない人は、何も勝ち取ることができない。これは当たり前のように思えるが、人生経験の豊富な私の友人でさえも成功の道を歩めない。そしてうまくいかない理由に、他のこともやっているので集中できないからと言う妙な納得を繰り返す。失敗のリスクを押さえ込めるだけの練習とか、努力とか、度胸とか、楽観的な平常心とか、ある意味馬鹿な不器用さがないと、欲しいものは手に入らない・・・私は年上の友人にこれからも、馬鹿になれと言い続けたい。 だが、今更65歳の人に、言っても仕方のないことかも知れない・・・と、少し思っている。 |