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2011/05/07 18:39:09

カテゴリー: 日記
短い滞在もあとわずかである。

あと出発まで3時間を切ってしまった。

また移動である。

数ヶ月の間に街は変化している。

知っているヒトも少ない。

全国ばらばらに散ってしまったのだろう。

仕事があれば残りたいのであるが

仕事がなければ生活は出来ないから仕方がない。

全国どこに行っても最初は知らない土地で

あとは年月が解決してくれるだろう。

移動の手段はバスである。

深夜バスである。

9時に出て翌朝の7時過ぎには大阪に到着である。

自宅に帰り着くにはたぶん8時過ぎだろう。

バスの移動というのは初めてであったが

安いだけである。

3時間ごとのトイレ休憩では

目が覚めてしまうし

ぐっすりと寝れるわけではない。

うつらうつらとして寝られないし

隣のヒトがどんなヒトかもわからない。

静かにしてくれるヒトはたいていはいないし

ウオークマンのカシャカシャ音やら

お菓子を食べるための包み紙を開く音やら

音はとても気になるのである。

今回は耳栓を準備してみた。

100均の耳栓である。はたして効果はあるのか。

途中のパーキングエリアに着いたら

軽めの体操をしておかないと

エコノミー症候群になりそうであるし

安いのはいいけれども寝れそうで

寝れないのが深夜バスである。

お客はだいたいは若い20代が中心であるし

カップルも多い。

さすがに子供を連れた夫婦や

老人は見かけないけれども

それでも60歳前後かなと思えるヒトもいる。

新幹線の半額以下の予算でいけるけれども

歳をとったら時間があれば

船旅とかいいかな。

陸の高速道路の移動となると

振動もある。

せっかく帰ってきたけれども

感傷にふけってはいけない。

たぶんヒトの自由な移動というのが

経済のダイナミズムを創っているのかもしれないから。

地元でずっと暮らしていけるわけではない。

仕事があればいいが

地方公務員やら自営業で地元に密着してない

会社員を選んでしまったわけで

転勤というのはつきものなのだ。

転勤だけではなくて

小学校、中学校、高校、大学と

環境が変わっていくあいだに

もう友達は出会っては別れていく。

会社でもそうであって

出会ってはまた別れというのは

ヒトの移動が激しい。

こちらに帰ってきて偶然であるが

もう25年くらい会ってもいない

女性を偶然こちらの地元で見た。

そうかこちらで暮らしているのか。

むこうは自分には気がつきもしない。

横には旦那さんらしきヒトがいた。

25年前も一言も喋ったことはないが

こちらはよく覚えている。

名前は忘れているが顔は覚えている。

そんな存在であるが

地元に帰ってきて知った存在に出会うと

実家の近くで生活してたんだな。

すれ違っていたんだ。

自営業でなければ

もう学校時代のヒトはどうなっているのか

まったくわからない。

そういうふうに個人個人は

みんなバラバラの存在である。

隣のヒトが誰かも知らないし

地域社会というのはないし

そういう社会なんで

一生のヒトと知り合うというのも簡単なようで

難しい。

ココもそんな感じかもしれない。

お気に入りのヒトが

ある日突然、会員でなくなっている。

そんなこともある。

お気に入りということではなくて

たんにこっちが知っているだけの

遠い存在なんであるけれども。

移動の自由で縛られない社会というけれども

それだけ縁遠い社会なんだな。