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2011/04/29 23:09:47

占い

カテゴリー: 日記
縁切神社へ行ってみた。

足湯で有名で一回は訪ねてみたかったらだ。

参堂に続く路地は占いの館が軒をつらねている。

やたらに占いのお店が多く

よほどこの世の悩みにつけこんで商売をしている

輩が根を張っているんやなと感心する。

しかるに訪ねた時間は日没後で

神社を訪ねる客はほとんどいない。

この神社も不景気らしい。

占いの館は日が暮れたら全部閉まってしまっている。

もう少し早い時間に訪ねたら少しは風景は変わっただろう。

この神社は高台にあって

帰りがけには眼下に大阪の夜景が見える。

参堂の路地裏を歩いていくと

ピアノの演奏が聞こえてきた。

こんな路地裏の民家でピアノの演奏か。

教養が高いお嬢さんが住んでいるのかいな。

しばらく立ち止まって聴いていたが

演奏はやんでしまった。

ケッヘルニ短調のヘ曲である。

すばらしい演奏でもないが

よく練習されていて路地裏には

もったいない演奏である。

大阪には浪花節かと思っていたが

ここは音楽の都ウイーンのごとし。

教養豊かな関西の閑静な住宅地ならば

わかるけれども

占い師が集まる神社周辺で

ピアノの演奏か。

縁切神社に寄ってみたが

人気はないし

男が何度も何度も

境内をぐるぐると

早足で回っていた。

これがお百度参りなのだろうか。

よくわからんが必死の形相だし

なんやら悩みを抱えているのだろう。

とにもかくにも

参道のお店は全部閉まっているし

開いていたのは散髪屋くらいだ。

散髪屋の看板には「子供900円 お菓子つき」とある。

どんなお菓子やろうか。

それ以外のお店はシャッターは全部閉まってしまっているし

足湯のお店なんてどこにあるのかも

わからない。

何でか知らないけれども

神社には夕張市の石炭の塊が置いてあった。

破綻した街のかつての産業の象徴だ。

なんだかこの神社が不景気の理由がわかった。

この神社には御利益やらないはずや。