イオンで久しぶりに買物をした。 たいした金額ではない。 なぜか表示の金額から5%値引きになっている。 レシートはなぜか黄色い。 黄色のハンカチはよく聞くけれども 黄色のレシートやら 黄色のポストはなかなか 珍しい。 聞けば購入金額の1%を義援金として 寄付するということである。 自分もイオンで買物をすれば 1%は義援金として寄付することになる。 大昔の読んだ小説の中で 路傍の石かなんかであったけれども 茶の間でご飯を食べるシーンで 義援金を送るという会話がかわされた 事を思い出した。 義援金ではなくて 義捐金の表記だったように思う。 かれこれ読んだのはもう30年も前の話であるが 昭和の初めの頃も津波の被害で 義捐金を送る話が出ていた。 こういう事は歴史上何度も起きているのだ。 1%を募金するということは イオンの売り上げがいくらか知らないけれども 仮に年間100億円としても 一億円ということである。 膨大な金額が集まるはずであるけれども はたしていつになったら 配給になるのだろうか。 仮に一千億円集まったとして 20万人の被災者に一人当たり 一千億÷20万 =50万 ぜんぜん足りないな。 50万では桁が一桁足りないだろう。 歴史上で何度も繰り返された事であるが はたして今回はどのような復興を するのだろうか。 復興するといっても 強大な防波堤をつくるのか。 また100年後のは同じような事が 起きるだろうから 子孫の為に万里の長城のような 巨大な壁をつくるのだろうか。 海岸の側にはもう住めないのならば 高台に住むしかないだろう。 どんな街を再生していくのだろうか。 やはり漁業と農業の再生だろうか。 喉元過ぎればというふうに なりそうにも思う。 イオンは1% 石川遼は100%。 |