また定時終了である。 今の職場はとんでもないところである。 いつ鉄砲玉やら横槍が飛んでくるかわからない。 毎日が戦場である。 上司はいつもとんがった顔つきをしている。 機嫌がいいのは若い女の子と話をしているときだろう。 ようわからんがニコニコしていて別人のようである。 今日もよくわからない鉄砲玉が飛んできた。 記憶にない事を聞いてきた。 なんやら自分が関わっていると誤解している。 記憶をたどっても知らんことであるけれども 何やら付属品がないやらという苦情らしい。 なんで自分に聞いてくるのかようわからん。 その付属品というのは たしかゴミ箱に間違って捨てられとったアレか。 自分はなんでゴミ箱に捨てられたのか 事情は知らんけれども 付属品は最初からなかったとはっきり断言した。 ゴミ箱に捨てられて 今頃は夢の島行きなんて 口が裂けても言えない。 あれが付属品なんで誰もわからん。 ゴミに捨てられても仕方なかろう。 なんで捨てられたんやろう。 誰が捨てたんやろか。 弾みで取れたのかもしれない。 |