昔、当時の竹下内閣が「ふるさと創生」の名の下、各自治体に一律一億円を給付した。 その頃の日本はバブル景気の真っ只中。 あえて政府が財政出費をする必要性も少ないと思われていた時期なのに、だ。 結果は・・・、 いきなり大金を渡された地方自治体は使い道に困り、使い道の当ての無い豪華なホールや時計台を作ったり。 中にはその一億円で金の像を作ったり、全額宝くじを購入した例もあった。 その後も「これだけ有効に使いました」という話は、ほとんど聞かない。 それから約10年後、景気浮上策として当時の小渕内閣では「地域振興券」なるクーポン券を配布。 これは「ふるさと創生資金」をヒントに考え出されたアイディアとされている。 地域振興券によってどれだけ景気が浮上したかは、調査方法によっても異なるようだが、結果的にはあまり良い評価を受けていない。 それからまた10年後。 金融危機に単を発した不況への打開策として「定額給付金」の配布がほぼ決まった。 まだ実際に給付が始まっていないが、国民からだけでなく政府与党の中でも異論が残っているもよう。 それでも来る衆議院選挙対策として、自民党と公明党の幹部らは、ばら撒きたくてしょうがないようだ。 十年一昔、という言葉があるが、政治家の先生方は10年前の事など「記憶にございません」と言わんばかり。 「歴史に学ぶ」のか「歴史は繰り返す」のか。 ただ単に「三度目の正直」を期待しているの? 「二度ある事は・・・」の繰り返しにならない事を祈るばかり。。。 |
文化放送のネットラジオで聞ける「奥井亜紀の手紙」 http://www.joqr.co.jp/aki/ を聞いていたら、珍しくファーストフードの話をしていた。 (だって、亜紀さんとファーストフードってあまり結びつかない印象が。) ダイエットをしているつもりは無いけど、食べる物には少しは気をつけるようにしている。 なので「ファーストフード」という言葉にはちょっと敏感になっていたりして。 ファーストフードは好きだけど、カロリーの事とか考えるとやっぱり・・・。 そんな事はおかまいなしに、スピーカーからはマックだとかモスとかミスドとか、実に魅惑的な言葉が。 おもわず各社のサイトを見に行ってしまった あぁ、目の毒です。。。 |
環境省が2007年度の国内の温暖化ガス排出量(速報値)を発表した。 それによると前年比でCO2の排出量が2.3%増え、過去最大になった。 新潟県中越沖地震で柏崎の原発が止まり、それを補う為に火力発電の割合が増えたとか、猛暑の影響で渇水になり水力発電の比率が下がった事が一因だとか 。 理由を聞けば仕方が無いような気もするが。。。 今年の洞爺湖サミットでも主たる議題は環境問題じゃなかったけ? 一部の国では環境対策として環境負荷の小さい太陽光発電などに積極的に投資している。 一方、日本では個人が家庭用太陽光発電を設置するための補助金を期限切れという事で打ち切った。 政府は定額給付金に高速道路の大幅割引など、一足早いバーゲンを実施しようとしている。 でも、どれだけの人がそれらの事で素直に喜んでお金を使うようになるだろうか。 逆に今こそ、環境投資をする機会じゃないかと。 例えば、 太陽電池や風力発電、太陽光温水器の設置に対して補助。 ハイブリッドカーや電気自動車など環境負荷の小さいクルマを新車で購入する場合の補助や自動車取得税の低減とか。 これらの政策を時限付きで行えば、給付金をばら撒くよりも確実に景気押し上げ効果があるような気がするけど。 もっとも、この政策じゃ「票」や「利権」には結びつきにくいから絶対にやらないか。 |
定額減税から定額給付金になって、所得制限をどうするかでまたもめて。 当の与党議員からも所得制限や給付方法などで不協和音が聞かれる。 そして世論調査をすれば半数以上の人が定額給付金に否定的な回答。 ところで定額給付金のそもそもの目的は何でしたっけ? いまだに「消費税を10%に」と言い続けている与謝野さん。 相変わらず、何を根拠に10%としているのか説明の無いまま。 そんな増税を前に一回ぽっきりの一万二千円を貰ったからって、消費に回す人はどれだけいるのだろう。 その前に歳出削減をするのが筋ってもんでしょ? この定額給付金で政治家の先生方は、来る衆議院選挙での票を買うつもりだったのだろうか。 全世帯に配る手間賃だけでも一千億円かかる、との試算も。 その一千億円だって私たちの納めた税金でしょ。 だとしたら、ずいぶんとなめられてますね。 莫大な借金がありながら貴重な税金を二兆円もばらまく。 世論に増税の負担を強いながら、国会議員の先生方は「自己満足」に酔いしれる。 |
金融危機が表面化してから、世の中の変化があまりにも大きくて感覚が少し麻痺したみたい。 日経平均の変動幅が5%もあっても、あまり大騒ぎをしなくなった。 為替も2~3円くらい動いても、涼しい顔。 でも、冷静に考えると凄いことなんだよな。 ガソリンを入れた時、単価を見たらハイオクでも150円を下回った。 WTIが147ドルだった頃は200円近かった事を考えれば急落だ。 当時、経済の専門家は「今後、原油は100ドルを下回る事がないだろう」と言ってたっけ。 経済の事を生業にしている人でも予測不能な相場が続いている。 選挙は年明けになりそうだが、 もう一部の候補者は街中で選挙カーを走らせている。 その中で「マネーゲームで濡れ手に粟で・・・」と言っている候補者がいた。 でも、この金融危機の状況で本当に「濡れ手で粟」の人がどれだけいるだろうか。 むしろ今まで金融関係で儲けた人ほど、今は苦しいのでは? べつに、この相場で誰が損したとか得したとか、そんな話ではない。 ただ、政治家を目指すのであれば自分勝手なイメージだけの思いつきの発言はやめて欲しい。 そんな人が次期大統領の事を「日焼けしている」なんて言うのだろう。 |
買い物の予定があったので、クルマでお出かけ。 日曜の午前中は道路が空いているので、気持ちよく走れて好きなんだけど・・・、 走り出してカーナビの画面を見たら渋滞情報が。 その直後、ラジオの交通情報から「横浜でマラソン大会が開催されています」と。 うぅぅ~ん、ちょっとショック。 ガソリン高の影響でクルマの使用頻度を抑えてきた。 なので、たまに乗る時くらいは渋滞しない道をすいすいと走りたい! って言うのは贅沢なのかな。 |
企業の中間業績の発表がピークを迎えた。 金融危機による景気悪化でどこもかしこも減額や下方修正で暗い話題ばかり。 でも、よく探すとあるのですね。 日本信号株式会社が11月4日に「中間業績予想の修正に関するお知らせ」を出した。 内容としては「鉄道事業者様向けの機器納入が堅調に推移した」とある。 その中で、個人的にちょっと気に入ったのが『鉄道事業者「様」』の表現。 一般的に株主向けのための資料なので、単に「鉄道事業者」でも良さそうなのに(笑)。 こんなところにも細やかな配慮があって良心を感じられる。 いい会社なんでしょうね。 |
イングランド銀行(EOB)と欧州中央銀行(ECB)が利下げをした。 BOEは1.5%下げて3%に。 それに対しECBは0.5%下げの3.25%。 市場予想ではECBは0.75%を予想するむきもあったので0.5%の利下げはやや意外な感じ。 この利下げ幅が主因ではないと思うが、欧米の株価は下落。 利下げ発表後の会見でトルシェ総裁は「0.75%の利下げも検討した」と発言したようだ。 先日、日銀が0.2%の利下げを実施。 大方の市場予想が0.25%をわずかに下回る事となった。 その日の株価大幅安の一因とされた。 ベアスターンズの件以降、日本から「バブル崩壊後の経験を」と、何度となくアメリカに呼びかけた。 それでもアメリカは聞く耳を持たない様子。 9月にはリーマンブラザーズの破綻となった。 ECBのトルシェ総裁が日銀の対応を知らないはずはないと思う。 落語の一文惜しみを思い出した。 |
赤十字血液センターから、先日の献血の検査結果が届いた。 めくるタイプの葉書で来るのだが、これを開くのはいつもどきどき。 これって、子供の頃の通信簿を開けるのに何処か似ているかも。 当然の事ながら、何の異常も無し。 過去5回分の検査結果が載っているので、前回との比較が出来る。 健康には少し自信があるのだが、数値化されるとやっぱり目がいく。 生化学検査と血球計数検査に分かれていて、それぞれに項目がある。 反対側をめくって、検査項目の解説を読みながら標準値との比較。 どれも標準値の中に納まっているから問題は無いけれど・・・、 前回よりも数値が改善してればいいが、少しでも悪い方向へ変化していたりすると無駄に落ち込んだりして(苦笑)。 何でも細かく知りすぎるのはいかがなものかな、なんて思ったり。 知らなくてもいい事は、知らないほうがずっと幸せなのかも。 |
ロシアのメドベージェフ大統領が演説でアメリカのミサイル防衛に対抗するための新型ミサイルをドイツに隣接する州に配備する事を明らかにした。 ソ連からロシアに変わり、少しずつだけど明るい兆しが見えていたロシア。 それがプーチン前大統領が就任して以降、後ろ向きな政策が見え隠れしてきた。 そして今回の新型ミサイル配備の発表。 忘れかけていた、冷戦の文字が頭に浮かぶ。。。 寒く暗い時代に戻るのは嫌だ。 今はまだ、選挙の余波でお祭り騒ぎが続いているけど・・・、 新大統領の前途は多難だ。 |