10年以上前の事だけど、 山梨県の河口湖に行った時に、 「河口湖町の水道料金は日本でも最も安い」という話を聞いた。 富士山の伏流水のおかげでとても水質がよく浄水施設にかける費用が少ないのがその理由。 (地元の人などに言わせると、取水した水をそのまま流しても大丈夫なほどの水質だそうだが、水道法の規定で最低限の塩素消毒をしなければいけないのだとか。) 夏場に水道からの水をそのまま飲んだが、適度に冷えていておいしく感じた。 単純な私はすぐに「この水をペットボトルに詰めて売ったら?」と言った。 すると、ペットボトルに詰めた時点で味も落ちるし、水は管理がとても大変だから商売にするには大変だ、と言われた。 その時には「よくわからないけど、そうなんだぁ・・・」としか思わなかったけど。。。 今日もニュースでペットボトル入りのミネラル・ウォーターの異臭の事が報じられていた。 輸送や保管の段階でそんなに簡単に匂いがうつったりするのにもちょっと驚いた。 今思えば、私が話を聞いた山梨の人は、本当に水の大切さや繊細さを理解していたのかも。 単にボトルに詰めて、トラックで輸送するば済む問題じゃないんだ。 食べ物や飲み物などで商いをする人は、経済性よりも安全・安心にもっと気を使って欲しい。 |