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風天

風の吹くまま、気の向くまま

 
2008年11月29日

特権階級

カテゴリー: 日記
アメリカでビックスリーの救済策を巡る公聴会がまた開かれるらしい。
前回の公聴会ではビックスリーの幹部が公聴会に自家用ジェット機を乗り付けてきて、批判と失笑をかったが、さて今回は。

ビックスリーの幹部に限らず、一度でもいい思いをしてしまうと、庶民感覚みたいなモノをすっかりと忘れてしまうらしい。
公的資金を注入して救済をしている金融機関のトップもそんな感じ。
他から「賞与の自主的返還を!」と言われない限り、しっかりと多額の報酬を受け取るつもりなのだろう。

その昔「日本は諸外国に比べて経営トップと一般社員の給与の差が小さい」と言われ、もっと経営トップへ多額の報酬を払うべきだ、という論調があった。
たぶんそれは「成功者が大金を手に入れれば、頑張っている他の人への励みになる」という考え方だった。

その日本的な給与配分は億万長者をあまり出さなかった代わりに、日本全体の給与水準を引き上げる事となり、結果的には貧困層を減らす要因となってきたのかも。

未曾有の金融危機の今、日本でもアメリカでも、その日の生活にすら困る人が増えてきて、それが社会不安を引き起こそうとしている。
行過ぎた成果報酬制度や正規と非正規との身分の差。
いつから日本は格差という「身分制度」が復活したのだろうか。


役人という「特権階級」の身分を守ろうとする人や、口を開けばすぐに「解散総選挙」としか言わない政治家。
黒塗りの公用車やチケットを使って乗るタクシーでしか移動しない人に、清く正しい政治を望むのは無理なのかも。