今、思うこと 誰かが、私に忠告してくれた時… 一瞬…どんなに余計なこと、筋違いなこと…と思っても 嫌がられるかも知れないのに 敢えて発してくれたその言葉を 一度、立ち止まって 自分のうちに入れられる自分でありたい。 |
けさ、電車に乗って座っていたら、目の前に老人が立った。席を譲ろうとしたけれど、よく見たら山登りの服装だったので、止めることにした。 今から山に登る覚悟の人が席を譲られることを、簡単に良し…と、するわけがないと思ったからだ。 せっかくの好意を断られるとバツが悪いし、他人に席を譲ることは難しい。 いっそのこと、車の高齢者運転標識(マーク)のように、席を譲ってほしい人は、バッジでもつけていてくれたら有難いのだが…。 |
マダムの詩集が今月半ばに出来上がる。店の客でもある絵描きの女性が絵を描いた。聞いていると詩と絵の本であり、絵は詩の挿絵ではないようだ。普段どんな絵を描く女性なのかを知っているが、私には彼女がマダムの詩を全部理解できるとは思わない。マダムの詩は大人のそれであり、絵描きの彼女には、まだ人生の経験が少なすぎる。 校正の途中で“今、見られますか?それとも出来上がってから見ますか?”とマダムに尋ねられ、“出来上がってからにします。”と答えた。だから、どんなふうに進んだのか、私には全く分からない。 最初、マダムは東京の装丁デザイナーに依頼していたが、いつのまにか近くのデザイナーに変わっていた。 もし私がマダムから装丁を頼まれたら、ギブアップしていたに違いない。私の能力外を越えた仕事のようだから…。 さて、どんな顔をした本になるだろうか? 今から、出来上がりが楽しみだ。 いい本になってほしと思う。 |