私は、35年前から付き合いのある人から最近嫌われたようで、挨拶してもかえってこないし、目を合わせもしない。35年の間には今までにも何度か二人の関係が悪化したことがあるがなんとか、今まで続いてきた。ところが今回は先が見えない。私にすれば彼が私を避ける理由が分からない。それを確かめる術もない。 そうかと言って…私にすれば、彼が私に謝罪することがあっても、私が彼に今の状態で近づく理由もない。このまま関係が切れてもいいのだが、残念ながら二人の間には利害関係がある。 こんな時は、つまらないことで頭を悩まさないで、しばらく時間をとって相手の出方を静観しよう。 そのうち彼から折れてくるだろう。 世の中には理解に苦しむ人が多々いるものである。 それと、私はまだまだ未熟である。 |
昨日の山の上のイベントで催されたトークショーに参加してみた。 町で有名なシェフの講演が最初にあった。そのなかでいい話しを聞いたのでご紹介しておこうと思う。 人生において手に入れるものが三つある。 一つはお金 一つは… … …? 一つは生きがい これが、理解できたら辛いことでも耐えられる… 一つ聞き漏らしたので、トークショーの後でシェフに聞いてみた。 それは上を目指す心…向上心…であった。 …であるからして 一つはお金 一つは向上心 一つは生きがい なるほどと、思った。それにしても私の記憶力は私の内から徐々に遠ざかっていく。 |
尊敬する大学教授の家にお伺いすると、その年の人生の標語が毎年変わって壁に貼ってあることに気づく。今年は“peak to peak”という言葉があった。 昨日山の上のイベントでの帰り道…彼女に“peak to peakとは常にトップを目指すということですか?”と、問うてみた。 “少し違って、頂上に登れば、次に目指す頂が見てくる…という事です。”と彼女は答えた。 彼女が目指すところは、トップではない。次なる高みの目標であると理解できた。 彼女が優れた研究者であると、改めて思った。 |
今朝、イギリス系の英語学校に行ってきた。理事長は日本人だが英語で話しかけられた。校長はイギリス人の女性で英語しか話せない。 理事長に通訳してもらい私の言いたいことは校長に伝えたが、普段英語を習っているのにまだまだ語学力がないことを思い知った。 知り合いの大学教授が、語学は勇気とか根性だと言っていたことを思い出した。外国語で伝えたいことが伝えられないのは、自分が伝えたいと思う気持ちが小さいからだ…。伝えたいと思う気持ちが強ければ相手に伝わる…と、言っていたことを思い出した。 私には、勇気と根性がまだ足らない。 |
マダムに25年前に出版された、知人の短編集をすすめた。そうするとマダムは自分のブログに最後の一言を紹介していた。私も忘れていたその文章だが、その当時…他人との関係をこうありたいと思ったことを思い出した。 なれなれしさやおせっかいではなく、 きちんと距離を持ったあたたかさで訪れる人を迎え、 激しくはないけれど、静かに深く哀しみやつらさ、そして楽しさを知り、 共に、わかち合える大人でいたいと願っています。 今でも、こうありたいと思う。 |
マダムの店に行った。 入口近くの飾り棚の上に、私のデザインした店のフライヤー置かれていた。その横に見慣れない小さな本が置かれていた。 表紙の色は私がマダムをイメージして色だししたフライヤーのベースカラー・オリーブ色と、ほとんど同じで親しみを感じ、目に留まったわけだ。 マダムの詩集が出来上がった。 大きさはA5の変形サイズで小さな本だ。 マダムに“おめでとうございます。”と、言った。マダムはにっこりほほ笑んだ。 画家の絵とも上手くマッチングされ、うまくデザインされていた。 なかなかの出来である。 早速2冊をもとめ、マダムにサインをお願いした。 マダムは、はにかみながら日付と名前を記した。 マダムは現在、69歳。 素敵な女性である。 |
目の前の人と話をしていて、その人が突然、涙を流し始めたことが何度かあった。 私はカウンセラーを気取るつもりはないし、他人に救いの手を差し出すつもりはないのに...。この間なんぞ、ヒーラーでセラピストをしている人が泣き出した。 普通は入りこまない人の心の暗部に、知らぬ間に入り込んでしまう私の 軽率さが涙を引き起こすのだろうか? それとも、女性の武器と言われる涙で私の心を揺さぶられているのだろか? 私なんぞをいじっても何も出てこないだろうに...。 言葉には、気をつけよう。余計なことはしゃべらないことだ。 背負えない荷は担がないほうが良い。 身の丈...身の丈...。 |