私には尊敬していた人がいた。過去形の意味は…今は尊敬していない…と、言うことだ。 35年間彼を見ている。彼の人生は自分のやりたいことをやり通し続けた人生に思える。40才になってそれまでやってきたことに一旦けりをつけてフランスに渡り10年間思う事業を続けた。阪神淡路大震災とフランスの景気低迷の影響を受け50才になって日本にもどり、その時には全ての財産を失くしていた。それでも人生を受け入れ、久しぶりに他人の下に働きに出て12年後に、また独立を果たした。 彼は今、68歳である。現役で働いている。8年前に20才差の奥さんと再婚をし、いっしょに頑張っている。 私が尊敬していたその人は、自らの思うままに生き抜いた…まさに尊敬に値する人生を送っていたのだが、最近周囲の人に愚痴を言うようになってきた。年をとったせいだろうか?疲れてしまったのだろうか?今の自分の人生が精彩を欠くのは世の中が悪いから…誰かが悪いから…と、常に愚痴をこぼすようになった。 他人の愚痴は聞きたくないものだ。 そんな彼を見ていると、話したいと思わなくなり、疎遠になっていく。 彼には、もっとかっこよく生きてほしいものだと心から願う。 |
私が生まれてから今までに見たもの、聞いたこと、出会った人、すべての経験はこの世界の全てのうちのほんの一部に違いない。 そう思ったら…今、私の目の前にあらわれる初めての出来事や出会う人たちのことを、深呼吸して理解しようという謙虚な思いが自分の内側に生まれてくるような気がした。 |
“ハリーポッター”が年をとって、おじさんになったら“ハラーボッテー”になった…と、おやじギャグを思いついた。 ある人に話してみたら、案の定馬鹿にされた。 自分では、なかなかの出来だと思うのだが、“おやじ”だと言う自覚はある。 これからは、ギャグを思いついても自分の腹の中にしまっておこうと思う。 |
歴史研究家からメールで第3次原稿というタイトルで原稿が送られてきた。前回のものより詳しく、1870年代の情景が描かれていた。だがしかし…語尾が研究発表口調である。ここのところを直さないと私の思う一般人向けの作品にはならないのだが…。研究家は私の趨勢点を納得するだろうか? 11月5日に出会って研究家から説明を聞くことになっている。なんとしてでも私の狙いを理解してほしいものだ。 研究家は人は良いが堅物だという私の常識をぶちやぶりたい。 |
私は、血圧、心拍数、体重等を毎日計測しグラフ化している。体組成関連の数値も分かるのだが、それらは記録せずに参考にしている。 私はプールにも長い間行っていない。毎日簡単な体幹のトレーンングを続けているが、運動不足で自分では太っていないと思うが以前に比べて腹が出てきたように思う。 私は体重が増加すると、血圧が少し高めになり、2週間に一度薬をもらいに行く医者から薬の量を増やされる。 誰かが、根昆布が血圧を下げる効果あると言っていたが、その後根昆布の摂り過ぎは甲状腺?かなにかの異常を引き起こすから良くないという話を聞いた。現在のところ薬に頼っている。 食事制限とかスポーツする…という方法もあるのだろうが、今のところ手を付ける気が無い。 最近体調がよく、食事もおいしく、悩むところも少ない。従って幸せである。 人間は幸せな時には、自分を律することは難しい。 と…言いながらも、これを機にもう少しトレーニング量を増やすことしようと思う。いい機会だ。 |
私に迷いが生じた時…しっかりと自分の決意が固まるまで動かないでおこうと肝に銘じる。そんな時に中途半端に動くと迷いはさらに大きくなって、他人の力を借りないと立ち直れなくなることを私は知っている。 迷った時に自分の進む道を見つけるためには、周囲の変化に合せてはいけない。自分の得意なもの、自信のあるもの、自分らしくあるためにどうすれば良いかを見つめ直すことを始めなければならないことを私は知っている。 人は自分らしく生きるために生きているのだから…、迷った時には一瞬…、前を見ることを少し置いて、自分の人生を振り返ってみる時間をもつことが大切だと思うのだ。 |
昨日、歩いていて声をかけられる日だった。一人は10年以上会っていない当時の仕事関係の女性…。もう一人は以前お願いしていた会計士さんの奥さん…7年ぶりだろううか…。二人ともすれ違って、後ろから私の名前を呼んた。 どちらも“全くお変わりないですね!”と、社交辞令の挨拶をしてきたが、私から見ると二人とも以前とは少し変わっていたから同じようには返せなかった。奥さんは以前より美しく見えただけれど、私にはそれは言えなかった。しばらく道端で立ち話をして別れた。 昔の知人から笑顔で声をかけられるのは嬉しいものだ。当時の私の印象が悪ければ、黙っているだろうから…。 彼女達から、まともな人間だと思われていたんだと思うと、ほんの少し嬉しくなった。 後から、女性は変化するものだ…わからん…と、思った。 |
昨夕、巷で評判の“ななつ星in 九州”のパンフレットを手に入れるため駅近くの 旅行会社を訪ねた。その代理店では、あまりこのプランの問合せがないようで数人で探し回ってやっと差し出された。 家にかえってなかみを見てみると、そのなかの画像のすべてが完成を予想した絵だったから、かなり前に作られたものだと想像できた。 価格は聞いていたとおり…食事・アトラクション代も含め、3泊4日で一人40万円~55万円程度だから、そこそこリッチな海外旅行なみの金額である。 座席のほとんどは、お金持ちか定年退職して人生頑張ったご褒美の夫婦で埋まるのだろう。 お金持ちではなく、まだまだ人生の頑張りが足らない私には、この旅は少し先の話になるとふんぎりをつけてパンフレットを置いた。 私には、その前にしなければならない旅がある。 |
最近通勤で電車に乗るようになって、ICOCAを使うようになった。私の子供の頃には改札口に駅員さんがいて、目視で正しい切符かどうかチェックし、使用済みのしるしに切符にハサミのような形のもので穴を開けていた。そのハサミのような器具の名前を思い出そうとしても思い出せない。 以前は通勤時間帯に改札口に長い列ができたものだが、そんな話が私のなかで昔話になってきた。ETCも同じようなもの…。 世の中はどんどん便利に変化している。改札口や有料道路の出入り口での長い列を知らない若者がもう生まれてきている。 先月、アメリカに行った時に入国審査のパソコンがダウンしてしまい、空港を出るまでに3時間以上かかったことがあった。 ETCや自動改札機がダウンしたら世の中、いったいどうなるのだろう?きっと、短時間で手作業での対応できる人がいなくなってるだろうな。そういえば、たまにETMがダウンしてるしなー。世の中が進歩するということは、そんな危険をはらんでいる。 それを承知して生活したほうが、賢明に違いない。 |