消費税が上がる前にと言うわけではないが、昨日新しいメガネを買いに出た。私が長年足を運んだ商店街のメガネ屋が昨年店を閉めたので、初めて大型商業施設のなかにあるメガネチェーン店に入った。 フレームデザインのそこそこ良いものもあるし、ともかく値段が安いのには驚きだ。今まで買っていたものの半分くらいの価格帯だ。検眼方法も真新しい機械・器具を使って若いスタッフがてきぱきこなした。 昔…、ドイツのメガネマイスターの資格を持っている年配の眼鏡士に検眼してもらい、そのフィット感に満足したものだが、おそらくその時とそん色ない出来栄えになるだろう。 マイスターの技術力に匹敵する検眼具ができる世の中だ。一般小売店が成り立たなくなる構図がメガネ業界にもはっきり浮かび上がっている。 私も、少々絵が描けるが、最近のパソコンの画像変換ソフトには太刀打ちできそうにない。機械には出せない味を出せばいいと言っていた時もあったけれど、そのうちに味をだせる機械が生まれてきた。私たちのようなおじさんの出る幕が、どんどんなくなっていく。 ああー、あのメガネ屋のおじさんは、今頃何をしているだろうか? |