クールビズというけれども 自由な服装というのは 毎日、献立を考えるみたいで サラリーマンの頭を悩ます。 今日は赤シャツ、明日はブルーで その次は黄色でというように ポロシャツを替えて職場に向かう。 上司と同じ色が週初めから続く。 色が自分と同じになってしまった。 また同じ色かあ。とお互いに思っている。 周りの人は自分が側に寄る気配があったら ギクリとくるらしい。 上半身のシャツの色が同じであるから 顔で判断する前に 上司が監督に来たと勘違いして 少し緊張するようだ。 見間違うようだ。 上司なんぞは、来ないほうが 仕事は回転していくものである。 四日連続で同じ色だったから 五日目は、たぶん黄色だろうと 思って グレーを選んでみたら 上司は黄色だった。 フェイントをかけてみた。 ポロシャツは日替わりで 替えられる枚数くらいしか 持ってない。 土日はずっと雨で なかなか外に出ていく気分には なれない。 コインランドリーにも行けない。 洗濯物が乾かなければ 着ていくポロシャツがない。 来週からポロシャツ事情が 切迫していているので Tシャツに替えようか。 上司がTシャツを着てきたら 自分も真似しよう。 クールビズって どこまで自由なのか。 NHKの大越アナが クールビズで 襟を開いて テレビ出てたけれども ちょっと変だなと思った。 襟はあったほうがいいが 襟を開くとなると なんか格好をつけているようで 嫌な感じである。 あさひアナも襟を開いている。 胸元は見えない。 上司の真似をしているようだ。 上司の格好をそれとなく観察しているのは 職場では部下であるけれども NHKのアナなんか 全国の視聴者が見ているから 妙な格好は出来ないだろう。 クールビズでネクタイなしはいいけれど 襟が開いて首を見せるのは 違和感である。 胸元ならいいけれど。 まあいいか。 タオルを首に巻いているわけでもないし。 上司はタオルを首に巻いている。 暑いのだろう。 襟巻きトカゲみたいだ。 |