森の中を歩き頂上を目指す。 いつのまにか、アブが 歩いている自分にまとわりつく。 頂上までずっとついてくる。 頂上までついてきて ベンチに座ってじっと観察すると 仮面ライダーみだいな顔をしている。 目は複眼で真っ赤である。 今日の天候は曇りで 視界はよくない。 とおくの街並みははっきりしない。 スカイツリーの初日の風景というのは こんなものだったのだろう。 頂上で休んでいると スズメバチが接近してきた。 これは生命の危険にかかわる。 アブだけが虫ではない。 急いで下山をすることにした。 スズメバチの来襲を受ければ 山の中で誰にも発見されず 死亡する可能性もある。 大きなハチである。 体調は7-8cmくらいだろう。 阪神タイガースのようなマダラ模様である。 オレンジと黄色がやけに目立つ。 山に行くといっても 山歩きをしていれば 汗だらけになるので 半袖を着ていたが 虫がくるために 長袖に着替えて 下山をする。 途中で湧き水が出ていたので うがいをして、 味を確かめ 飲んでみたが 匂いもせず 無味無臭の水である。 森の水というのはこのことだろう。 森の中は暑くもなく寒くもない。 頂上はまともに 太陽を浴びているため 気温は30℃であって そう長くは居られない。 明日はどこの山に行こうか。 |