今朝、友人に樋口季一郎の話をしていたら、私自身が感極まり嗚咽し、涙で言葉が出なくなってしまった。こんなことは今までなかった。 樋口季一郎は日本陸軍の武官で、終戦後に北海道守備隊を率いて進軍を続けたソ連軍に抵抗した指揮官である。同時にユダヤ人社会のなかで、同族(ユダヤ人)で、世界で傑出した人物が登録されている『ゴールデンブック』に名前が挙げられており、ユダヤ人から尊崇の念をもって記憶されている。彼はユダヤ人の血を引いてはいない。 日本の表側の歴史教育のなでは、光の当たらない人物であろう。敗戦国故に彼の功績は忘れ去られる運命を辿った。しかし、私にとっては尊敬に値する偉大な人物である。 もし、彼をご存じなく興味をお持ちになったら、一度調べてみられてはいかがだろう。 それにしても、涙もろくなったものだ。これも年をとったせいだろうか? |