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SOLILOQUY

ひとりごと

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June 03, 2010 21:02:13

本物

カテゴリー: 日記
ギター教室に通い始めて、もうすぐ3週間・・・いまだ曲を弾くなんて遠い未来の話のようで、毎回毎回右手で音をどのように出すか、指ではなく肩を使ってどのように左手で押さえるかばかりを繰り返している。今日は大きな音と小さな音の練習・・・楽譜でみれば同じ音であっても、譜面には表現されていない大きな音と小さな音があって、それは小さく弾こうと思って出てくる小さい音ではなく、しっかり弾いた小さな音・・・言葉でも音楽にも微妙な抑揚があるから人の心に響く。・・・と教えられた。以前から同じ楽譜を元に奏でられる曲が演奏家によってそれぞれ違う風に感じられるのは、音と音の間(溜め)や単に強弱の技術的な差位によって生まれると思っていたが、どうやらそう簡単なものではなく、演奏家の音への理解に対する感性の差ではないかと思い始めた。今のうちにこの試行錯誤を経験させてもらえることは、非常にあり難い。姿勢や感性を確立せずに技術を習得すれば、永久に自分のものにならなかったものがあるかもしれない。
こう言う極意は、音楽だけではなく、すべてのものに当てはまるのだろう。テキストに書かれていることは、物事の極めて一部のことであり、言葉では書かれていない感覚的なものをどれだけ自分が読み解くか・・・それが出来るか否かが本物とそうでない者との違い。

レッスンの最後に今後のスケジュールを告げられた。6・7月は、これまでと同じ繰り返し・・・8月に入って初めて曲を演奏する・・・とのこと。なんだか、もっとゆっくりでもいいみたい。自分のなかの眠っている感性が呼び覚まされていくような・・・わくわくする思いがある。ゆっくりでいい、ゆっくりで・・・本物を真似するためでなく、本物に近づくために。
June 02, 2010 20:02:54

堂々

カテゴリー: 日記
私が社会人に成りたての頃、勤めていた会社の近くにあった丸ビルの2階の飲食店から外を眺めていると、公園(ビルの敷地内)の切り株の椅子を、突然4人の作業服を着た男たちが車に乗せて持ち去った。人通りの多い都会で、しかも真昼の出来事・・・現場に背広姿のビル関係者か現場監督風の人がいれば、なんの不思議もない日常の出来事の一齣である筈だが・・・
きっと彼らは、ビルの関係者から依頼を受けて作業していたに違いない。・・・でもひょっとすると彼らは白昼堂々の窃盗犯だったのではないか・・・。いや、そんなことはない。翌日の新聞には関西人が喜びそうな三面記事はなかったし、思い過ごしに違いない。
ここで、“堂々と生きれば疑われることはない。”という落ちをつけると、とんでもない話で・・・それは私にもよく分かっている。

世の中には、目立たないように周囲に気を使って生きている人が多いが、そんな人はかえって人目を引いていることが多いような気がする。すべての人には大なり小なり他人と比して優れた部分も劣るところもあり、優れた部分をひけらかすのはどうかと思うが、劣る部分を隠そうとするとかえって目立つことが多く、それよりも堂々と普通に、自然に振舞ったほうが人目につかない。・・・と言う事が言いたかった。

この論脈には、無理があるであろうか・・・・
私は、目立たぬように、堂々と生きていたい。
June 01, 2010 21:22:25

管理

カテゴリー: 日記
今日は、我が町で最高のリゾートホテルを目指すホテルに仕事で行った。“目指す”・・・と言うのは、そのホテルの目標であるから、(確かに従業員専用エレベターにその目標の標語が掲げられていたのだが・・・)一般顧客からみて、そのレベルにあるかどうかは別の話になる。仕事でホテルに入館する場合には、当然裏の搬出入口から出入りするわけだが、ホテルによってその入館時の管理体制には明らかな差がある。一流の名前を持つホテルは、館内の目的地に辿り着くまでに会社名や名前の記入と入館書を渡される。今日のホテルは、はっきり言って全くノーチェックだった。極端な話・・・誰でも入れると思った。表向きの豪華さや新しさではないホテルランクの基準が管理チェック体制と言える。今までの経験から言うとオークラはさすが・・・と思わせる体制をとっている。設備設計の段階で、どれだけ管理上のスペースをとっているか、どれだけ導線が考えられているかで管理の質が決まるから、今日のホテルは建前上大目標を掲げていても裏側を見てしまった私には空しく感じる。

だがしかし、表向きは豪華で綺麗で港を望む景色も良さそうなので、一度だけ全室に備わったジャグジーバスの一つに入って海を見ながらシャンパンでも飲んでみたい。できればこの秋までには宿泊したいと思っている。 
May 31, 2010 21:30:40

接触

カテゴリー: 日記
若い頃“スナック”と言う酒を提供する店があったが、私には苦手なジャンルの店であって・・・ほとんど行くことが無かった。20代の頃は煙草を吸っていたが、スナックで煙草の火を点けられることが嫌であった。同じ理由で“クラブ”にも行かなかった。わざとらしさを感じる人間関係が堪らなかった。若い頃にはレストランに行く機会はそれほど無かったが、自ら飲食店を始め、勉強という名目で話題の店、美味いと言われる店によく行くようになった。しかしやはり“行きつけの店”など無かった。作りたいとも思わなかった。ところが、最近“マダムの店”と、初めて私がやり始めた飲食店の“カフェバー”で、アルバイトに来ていた男の子がやっている、わが町で私が最高だと思う“ショットバー”には良く行くようになった。“行きつけの店”には、店の主人だけでなく、やってくる他の客との接触が生じる。つい最近まで、そんな他人とのコミュニケーションが億劫であったが、どうも近頃はやっと大人になった・・・と言うか、楽しめるようになってきた。歳をとったせいであろうか・・・

今からスナックやクラブに行きたいとは思わないが、これからはパーティーやら、会合での初対面の人との交わりも楽しんで生きていけそうに思う。同じように生きていくなら、そう構えた方が自分に拡がりが出て、いいんだと最近思う。
May 30, 2010 21:14:29

何者

カテゴリー: 日記
明日、歴史研究家から依頼された居留地返還以前に外国人向けホテルの経営を任されていたイギリス人女性のビジュアル資料が完成する予定である。その旨、研究家に電話を入れた。5月中に引渡しを約束していたため、明日の夕方にでも会えるかと訊ねた。研究家は長崎にいた。10日前に1週間ほど、研究のために長崎に行くと聞かされて別れたが、後4日ほどは九州に滞在すると言う。60歳を前にホテル業を引退したと言う研究家は、いったい何者なんだろう。
今日、京都のクリエーターと出会った。午前中から神戸に来ていて、夕方マダムのサロンに立ち寄ったのである。週末はいつも神戸に来ているようだ。彼のことで分かっていることは、独身であること・・・パソコンの仕事をしていること・・・その他、彼が何者か誰も分からない。

最近、私の周りには、何者か分からぬ人が多くなった。何をして食べているんだろう・・・という人が多くなった。いつか、もっと親しくなったら聞いてみようと思う。
ひょっとすると、私も周囲の人に得体の知れない人物と思われているんだろうか・・・
May 29, 2010 20:18:32

感性

カテゴリー: 日記
ギターの先生が、私に「自分の目指す未来を、見通したことがあるか?」と訊ねた。当然私は「ありません。」と答えた。先生は続けた。「自分の目の前には大きな板があって、向こう側は全く見えない。しかも板は1枚だけではなく何枚かが重なっており、どう考えても先など見えるわけがない。しかしそれぞれの板には小さな穴が開いていて自分が動いてみたり、板が少しづつ動くうちに、極々稀に穴が一直線に揃う瞬間があり一瞬向こうの世界が見えることがある。私はそんな経験を2度したことがある。」と言うのだ。「一つは、普段なら初見の曲を人前で弾けるようになるまでに私は2週間はかかるのだが、コンサートの直前に知人の作曲家から譜面を渡され、その作曲家からあなたなら1日で弾けるようになると言われ、出来るわけがないと思いながらやってみたら一回弾いただけで自分のものになった。」こと・・・実際に目の前でその曲を演奏してもらったのだが、たいそう難しそうな曲であった。「もう一つは、イラストを描く女性とそのご主人と3人でギターの練習をしていた時、彼女のギターからそれまでの響きとは違う聞いたことのない深い音が発し、同時に3人が顔を見合わせた。次に弾いても同じ深い音が響いた。全員沈黙のままその音は響き続けたが、数分後に、どのようにしてもその音は鳴らなくなっていた。私たちは、今も自分たちの未来の姿(その音を自分が爪弾いている未来を見せられ)に向かって日々努力している。」と言うのだ。私はこの話が嘘であるとは思わない。ただ、普通の感性の人には少し理解し難い話かも知れない。

私には、そのような実体験はないが、先生からあなたももうすぐ経験することになる・・・と言われた。怖いような嬉しいような・・・あまり気を張らずに教室に通いたいと思う。
May 28, 2010 13:58:41

偶然

カテゴリー: 日記
昨日、久しぶりにギター教室へ行った。しばらく行かなかったのは、私の都合ではない。先生の予定が詰まっていたからである。教室に入ると先客の若い女性がレッスンしていた。少し気になる存在のその女性(彼女に女性を感じたのではない)のレッスンが終わり、私の番となり席についた。普通なら爪を磨き、ギターの調弦をし、レッスンが始まるのだが、昨日は私から先生に“絵”の話題を振った。するとお互いギターを抱えたままで話が弾みかけた。帰り支度が済んで席を立とうとした彼女を先生が私に紹介した。彼女は先生から渡されたギター教本の挿絵を描いた人物だった。自然で素直で気取らない絵を描いた人がどんな人物か興味があったのだ。この教室で最も会いたいと思っていた人物に、こんなに早く出会えた。私の願いが現実化していく・・・私を中心に世界が回る・・・そんなパターンにはまっていると改めて思った。教室の壁の少し上にポツンと一つ掛けられた1号キャンバスに先生の好きな言葉が書かれている。『偶然ほど、必然的なものはないのです。』・・・まさに今日の全ては必然と言えるのだろう。ほとんど話もしないうちに、しばらくして彼女は絵のモデルになるため教室を後にした。

その後、私と先生は自分の思っている“世界感“を話し合った。先生は“音”の世界をベースに実体験を通して・・・私は“絵”の世界をべースに直感と推測をもとにして・・・ベースは違っていても、お互い思っていることが同じであると認識できた。
次の生徒が来るまでの2時間、ギターを抱えて話し合った。結局全くギターを弾かずにケースに仕舞い込んだ。先生が「こんな日もあるよ!」と言った。私もそのとき「こんな日もあっていいんだ!」と思っていた。
May 27, 2010 22:40:04

印象

カテゴリー: 日記
先日、食料品を買いに出た私が自動扉を抜けスーパーの店内に入ったとき、正面に小学生の男子がいて、私の目から視線を外し道を開け・・・「わぁー、怖わー!」と囁いた。先日“薔薇を愛でる会”の参加者だった65歳位の女性から「あなたは、いつも笑っている。」と評された。同じ私のことを、人によって全く逆の印象で捉えたわけだが・・・どちらが本当の私なんだろう。男の子も初老の女性も間違って私を捉えたのではないように思う。どちらもが私だと考えると、私には笑う時も眉間に皺を寄せる時もあるに違いない。大人に対しては、人生経験上自分の本心を隠すために、意識的に笑顔を作っているようにも思う。そう思うと、子供が直感で感じた私に対する印象が本来の私なのかも知れない。浮世の波に揉まれても、いつも自然な笑顔を続けられるほど、私はまだ成熟できていない・・・その程度の私である。

ともかく、明日から純粋な子供を怖がらせずに歩こう・・・自分自身で不自然な笑顔は自重しよう・・・と気持ちを新たにする今宵である
May 26, 2010 22:24:03

異端

カテゴリー: 日記
“薔薇を愛でる会”の話で昨日、書いていなかった事があり・・・実は、参加者は6人ではなく、前日にキャンセルと連絡してきた水中カメラマンの女性が大阪での別の宴会を終えて10時頃に我々の会に合流し、7人になった。するとそれまで陽の雰囲気の場が陰に一変していった。参加メンバーを選択したマダムに翌日そのことを話したら、「最初はカメラマンの女性がくる筈だったんだけれど、キャンセルと言ってきたので、急遽病院の院長婦人に声をかけたの・・・二人は、絶対に合わないと分かっているから、隣に座っちゃったのでヒヤヒヤしたわ・・・」と言うことで、“やっぱり・・・”と思った。一人の異端者の加入で、全体の足並みが急激に変わる瞬間に立ち会えてラッキーに思う。私は第三者感覚で客観的に観察していたから、二人の間の火花を適当に楽しませてもらった。そう言えば、私の下に部下がいた頃、営業成績の低下より社内に異端者と思える社員が固まっていると思った瞬間・・・会社を止めようと思ったな・・・いやいや決して社員が悪いから会社が継続できなかったと言っているのではない。私の力が不足していたからの結果だと・・・そのことはよく分かっている。ただ会社組織のなかでは、仕事の能力評価だけでなく、ある程度意思統一できて全体の足並みを乱さないメンバーが揃ったほうがいいだろうな・・・

ともかく“薔薇を愛でる会”のような宴であるからこそ、異端者がいても楽しく過ごすことができた事、異端と言った人が決して悪人であったり、付き合って危害を受けるような危険な人ではないことを最後に記しておこう。
May 25, 2010 22:56:06

薔薇

カテゴリー: 日記
“薔薇を愛でる会”は、昨日の夕方6時半から11時半まで長時間に渡り催された。今日は触れないつもりでいたが、集まった6人のメンバーが強烈な人ばかりで面白かったので、引き続き少し書き記すことにする。ガーデンで薔薇を見ながらカクテルを飲むことからスタートしたこの会の個性ある参加者のキャラクターを紹介すると・・・薔薇に魅せられて薔薇の食用花びらから、チタン合金の薔薇のアクセサリーまで作ってしまう半世紀に渡って薔薇一筋の男性。薔薇の絵が描かれた名刺を持つ自称“自遊人”の京都から参加したクリエーターの男性。日本の薔薇の原種はブルガリアのようだが、薔薇のメッカを訪ねてブルガリア旅行を計画している健康水の販売をしている男性。自分が人から薔薇に例えられると、真顔で言う私立病院の院長婦人。タンゴ(情熱的な薔薇のイメージ)を踊ることに生きがいを感じているヨガの先生。それに私を入れて6人が集まった。さすがに薔薇にあまり興味を持っていないのは私だけのようで、主に聞き役に回っていた。適当にぶつかり合い、適当に話が食い違い、たまに棘で相手を刺しながら・・・それでも皆が大人で一線は踏み外さない。これだけ個性の強い人達の集まりに参加したことのない私は、客観的に彼らの話と表情を観察して楽しんだ。私にとって右へならえの一塊の集団ではなく、それぞれの個が存在を主張し合う昨日の会は結構居心地の良いものであった。

家に帰り着いたのは翌日になってからのこと・・・やはり夕方ブログ投稿をしておいて正解だった。しかし、どう考えても昨日のメンバーは絶対に強烈だ・・・
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