そういえば年末に脱毛サロンおためし2回コースに行って、その後もう一回に行ってないのを思い出した。夏の旅行前にヒザ下だけでも、とおもって年末にしたのに結局出発の二週間前に、「脱毛後二週間は日焼け厳禁」というのを思い出してバタバタするという。自分の性格を知っていると意外性などかけらもないけれど。 じゃあついでに旅行の買い物もしようとおもって街へ出た。 施術が終わり近隣で洋服など眺めたが、いちいち「こちらはストラップちゃんが~」「このワンピースちゃんも~」と言う店員の接客にひるんで退散。スポーツ用品店でサーフパンツを見るもデザインと予算の兼ね合いで気に入ったものがなくアマゾンで買えばいいやと退散。 買い物しようと出てきて手ぶらのまま二時間、次に行ったのはコンタクトのアイシティ。あの駅前でいぶかしいほどやたらビラ配りしてるあの店に自分が行く日がきた、ということに少々緊張した。 めがね男子という生き物には偏愛的に執着があるのだけれど、自分でかけるのは邪魔なので好きではない(歪んでいる)。 さいわい、遠くの字を正確に読まなくては死ぬ、などの局面に立たされたことはいまのところないので、映画だ芝居だごくたまに運転だのするときにだけめがねをかけるようにしていてとくに不便はなかったが、ある日かばんのなかで好き勝手にバラバラになってからそれもしなくなった。 ちかごろは寄席に行くようになり、鈴本や浅草の後ろの方になるとちょっと見えづらくてストレスを感じていたので、海に行くのを機にコンタクトレンズというものを作ってみようかとおもったのだ。 が、両目1.5っていわれた。え?まじで?昔0.4とかいわれたんだけど。 遠くのものが見えづらいのは眼精疲労のせいだって。 なんか無性に恥ずかしくて、いやあのわたしこんなはずじゃないんです、みたいな表情を隠せなかった。検眼担当の青年も苦笑いして、「カラーコンタクトとか、そういったものを入れたいのであれば、問題はないですよ。にしても、度を入れる必要はないですね」とか言って。 しかしいまわたしが見ている世界が視力1.5の世界だとはどうも信じられない。こんなに輪郭がぼやけているのに?なんかもう、自分と他人は目に見えているものが違うんじゃないか、とかそういう思春期みたいなことまで考えが及んでしまう。 【欲しかったもの】 マキシワンピ Tシャツ サーフパンツ コンタクトレンズ 【買ったもの】 事前処理の甘さが散見され、T字カミソリをサロンで購入:1260円 視力検査代:1980円 精神的肉体的疲労・虚しさ:priceless お金で買えない価値がある―― ないよ。ばかばかしい。 そんでごはん食べて帰ろうとしたら雨。洗濯物、よりによって布団が干しっぱなしなのに。人間、間の悪さがここまでくると帰宅直後に雨が止むってところまでがお約束。 |
新人がいなくなってしまった。メール一通で、そのまま返答なし。 先日、出勤したら上司がネコのケンカのように毛を逆立てて飛び出してきて、「だめだあの子!」というので何事かとおもったが、事情を聴きつつなんとなく察知してわたしも仕事に入る。その間かなり厳しく注意がいったらしく、上司からフォローよろしくと回ってきたのでふたりでちょっと話した。 おそらくほぼ感覚で仕事をこなしてきた上司には、伝えきれないもどかしさもあるのだろうなとおもっていた。わたしは彼女とおなじようにどちらかというと頭で先に考えこんでしまうほうなので、とっさの判断が必要なときに身体が動かなくなってしまう気持ちはよくわかる。目を配る部分、対処法などあくまでわたしの経験上、という前置きで教える。 ただ彼女は、話してもすぐにメモを取るだけで終わりになってしまうことが多々あった。頭で理解したことを実践で応用するのを苦手としている様子は把握しており、これもそうなったらまずいなあとおもったので了承を得て研修期間のようにいっしょについてもらった。実践を見せるのはより技術の高い上司であるほうが良いことはもちろんなのだけれど、それによってお互いピリピリしてしまう可能性があるためだ。 ここまではよかった。と思い込んでいた。わたしもわれながら見事なフォローだとおもったけど、それは過信だったんだろう。彼女はその日のうちに再びとんでもない失敗をやらかし、わたしもかばいきれず上司は大激怒、結局それから出勤しなくなってしまったのだから。 彼女に教えながら自分が冷静でいられないことに上司はすごくへこんでいたし、彼女もまた精神的に追い詰められる悪循環になってしまうことを懸念して、こうなったら彼女をわたしに任せてもらえまいか、と覚悟して仕事に行ったらそれを聞かされたので、なんだかショックと脱力の一日だった。 しかしそんな状態になっても、わたしに夏休みを削ってくれという提案だけはしてこない上司に尊敬と感謝を。あとこんな状態でもきっちり夏休みはいただくっていうわたしの夏のバカンスにかける情熱ったらない。自分でもちょっとあきれる。 とはいえじつはいまも今日の件をひきずっている。帰宅して選挙公報を見ようとするも、ついサンリオ発行のいちご新聞を読んでしまうくらい。なんでそれがうちにあるのかはよくわからない。 |
小中高といっしょだったりなかったりの友人と三人で飲酒。 会うたびにいろんな意味であんたも変わんないね~っていうし、実際そんな気がするけどまあそれはありえないよね! とかそんな話。20年以上または20年近く経っているだもんさあ。 終電前に解散して、ひとりでゴールデン街の友人がいる店へ。 狭い店のボックス席はぎゅうぎゅうで、ひとりのおっさんが隣席の女性客をベタベタ触り始めて、めんどくせえなと思い始めた頃合いを見計らったかのように、自分の女性客を連れて初めて来たという見るからにホストって感じの男子ふたりのうちひとりが 「ぼくもお姉さん触りたいんで席かわってもらえます?」っておっさんに交渉しはじめた。そしてもうひとりは「ぼくのことも触ってくださいよ!」とか言っておっさんを隣に呼び寄せる。 席をかわった男子はもちろん触り始めるでもなく、隣席の男子はおっさんをうまいことかまってあげて、悪気なくただ酔っ払っていただけの(この悪気のなさがいちばんタチ悪いんだけど)おっさんはとくに機嫌を損なうこともなく男子に話しかけたりほんとにベタベタ触ったりしてた。 つまり、その女性客からスマートにおっさんを引き離したというわけ。 その後もおっさんは遠くから手を伸ばしたり一生懸命だったけど、ホスト男子ふたりがさりげなくガードしてくれた。自分のお客さんだけじゃなくて無関係の、しかもみるからに貧乏そうな、つまり営業価値もなさそうな我々まで。もちろん、いちばんは連れのお客さんに不快なおもいをさせないようにということなんだろうけど、なんかプロの技を見せてもらった感じ。 おっさんとホストたちが帰ったあと、店内はもう大絶賛の嵐。ホストクラブに大枚落とせるほど甲斐性がないのがざんねんだと初めて思った。しびれた。 そんなあれで今日もいままで飲んでいたのだけれど、帰宅して服を脱いだらとんでもないところに青アザが。痛くもないし、どっかにぶつけた覚えもないんだけど。そういえば昔から酔った翌日にアザだらけになってることがよくある。おそらくその多くはちゃんとどっかにぶつけたりしてんだけども、お酒飲むと青アザってできやすくなったりするのかしら。 しかしその場所が、なんつーかこうビキニラインのあたりというのかまあそこらへんで、鏡で見て一瞬「うおっ! なんかエロス!」っておもって写メ撮ろうとしたんだけど誰に見せるでもなし虚しくなりやめた。っていうか見せる相手のありなしに関わらずそんな写メ撮って満足したり人に送りつけるのはあたまがおかしいか「妖怪・露出狂おばさん」とかその類だろう。 |